イヒネ イツア(誉)
今年のドラフトでソフトバンクから見事に1位指名を受けた誉(愛知)のイヒネ イツア内野手。甲子園出場経験はないものの、その将来性を高く評価された。
1位は当日ではなく、事前公表だった。
1位公表効果もあり、イヒネ、そして誉高校へのもとへ取材が殺到したという。今年の6月に取材をして、イヒネのポテンシャルの高さ、将来性、スター性に惹かれた編集部としても、もう1度取り上げたくなった。
百聞は一見に如かずということで、今回の取材で新たに気づき、進化した点もあったので、お伝えしたい。
なぜイヒネは6月から7月にかけてヒッチする打撃フォームから現在の打撃フォームに変更したのか?イヒネには前回の取材の感謝と取材後の反響を聞いた。
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「動画が上がって、いろんな方から『YouTube見たよ』というメッセージをたくさんもらいました」と振り返る。
最初に質問したのは6月の練習時のフォームと夏の大会の打撃フォームの違い。6月の時はトップに入った時にグリップを上下動させる「ヒッチ」する動作を取っていた。ただ、7月の大会の打撃フォームを見ると、そのヒッチする動作をやめて、シンプルな打撃動作に変更をしている。まずヒッチを入れたきっかけについては、こう語る。
「伸び悩みがあって、最後の夏にすごい成績を残したいと思っていました。今のままだったら、いい成績を残せずに終わりそうだなと思って、ヒッチを練習から取り入れたら、打球も飛ぶようになりました。
ただ練習試合になると打球は飛ぶかもしれませんが、(球を)捉えられないことが多くなってしまいました。練習試合で率が下がってしまったので、元に戻すことにしたのです」
自分が目指したい打撃スタイルに柔軟に変更し、結果を残した。
打撃練習で気になった動作について、いろいろ質問してみた。