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大阪桐蔭vs龍谷大平安

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前田温存の大阪桐蔭が決勝進出!登板した5投手が全て140キロ超え!

先発・境 亮陽(大阪桐蔭)

<秋季近畿地区高校野球大会:大阪桐蔭5-3龍谷大平安>◇3日◇準決勝◇紀三井寺公園

 大阪桐蔭(大阪)が龍谷大平安(京都)を下して連覇に王手をかけた。

 大阪桐蔭はエースで主将の前田 悠伍投手(2年)がベンチスタート。「これから戦っていく上では1人のピッチャーでは勝てませんので、良い勉強になればと思ってやらせてもらいました」と西谷浩一監督は話す。

 先発を任されたのは境 亮陽投手(1年)。「バッティングも良い選手で野手もやっています。勢いを持って入ってもらいたいと思いました」と西谷監督は1番投手で起用した。境は最速で141キロを計測したが、1回裏に1死二塁から3番・平中 清太郎内野手(2年)に右越え適時二塁打を浴びて先制を許す。2回を投げて1失点、打っては2打数無安打と力は発揮できなかったが、将来性を感じさせた。

 逆転した直後の3回裏からマウンドに上がったのは南 陽人投手(1年)。最速145キロの直球を軸に3回無失点の好投。「スピードボールで攻めたピッチングができた」と西谷監督も高く評価していた。

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 6回からは松井 弘樹投手(2年)が登板。最速143キロをマークし、2回を投げて無安打1四球無失点とこちらも結果を残す。「松井は上級生ですので、下級生との差を出したんじゃないかなと思います」と西谷監督は頷いた。

 8回からマウンドに上がったのは平嶋 桂知投手(1年)。「状態は一番良いかなと思った」(西谷監督)と最速144キロを投げ込んだが、打者4人に対して3安打1四球で2失点。「平安さんのプレッシャーに負けたと思います」(西谷監督)と力を出し切れなかった。

 1点差に迫られ、なおも無死一、二塁のピンチで甲子園のマウンドも経験している南 恒誠投手(2年)が登板。南恒は内野ゴロと三併殺で窮地を乗り切ると、2点リードで迎えた9回裏、無死二、三塁のピンチも無失点で凌いで大阪桐蔭が辛くも逃げ切った。

 南恒は最速で145キロを計測。「一番経験のある投手を最後に置いていました。苦しい場面でしたけど、よく投げてくれたと思います」と西谷監督は評価した。

 前田が投げずとも登板した全ての投手が140キロ超えと凄まじい選手層の厚さを見せつけた大阪桐蔭。2日後の決勝では満を持して前田が登板するだろうか。明治神宮野球大会連覇に向けて収穫の多い一戦となった。

(取材=馬場 遼)

 
   

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