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大阪商業大vs関西大

高校野球ドットコム

ルーキー・明石のサヨナラ打で大阪商業大が神宮の切符をつかむ

サヨナラタイムリーを放つ大阪商業大・明石 楓大(1年=近江)

<第20回大阪市長杯争奪関西地区大学野球選手権大会:大阪商業大1-0関西大(9回サヨナラ)>◇31日◇第1代表決定戦決勝◇南港中央

 大阪商業大が関西大を下して、第1代表で明治神宮大会の出場権を獲得した。優勝は5年ぶり3回目、明治神宮大会の出場は3年ぶり6回目となる。

 試合は白熱した投手戦になった。関西大は関西学生リーグの最優秀選手に輝いた金丸 夢斗投手(2年=神港橘)が貫禄の投球を見せると、大阪商業大は右横手投げの鈴木 豪太投手(1年=東海大翔洋)からプロ注目左腕・高 太一投手(3年=広陵)の継投策で再三のピンチを凌ぐ。決勝戦に相応しいハイレベルな投げ合いで0対0のまま試合は9回に突入した。

 9回表に大阪商業大は侍ジャパン大学代表の上田 大河投手(3年=大阪商業大高)を投入。3四死球で1死満塁のピンチを招いたが、二ゴロと中飛でどうにか無失点で切り抜けた。

 9回表に関西大は金丸に代打を出したため、9回裏から辰己 晴野投手(4年=米子松蔭)が登板。まずは簡単に2死を取り、次の打者も遊撃へのゴロに打ち取ったが、遊撃手の一塁送球が悪送球となり、走者二塁と大阪商業大が一打サヨナラのチャンスをつかんだ。

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 ここで打席に立つのは、8回表から右翼の守備に入っていた明石 楓大外野手(1年=近江)。この試合ではこれが初打席だが、昨夏の甲子園では13打数6安打の成績を残している好打者だ。

「自分が決めてやろうという気持ちで打席に入りました」と1ボール1ストライクからの外角球を上手く中前に弾き返し、二塁走者の福島 大輝外野手(2年=倉敷商)が生還。サヨナラ勝ちで大阪商業大が大熱戦を制した。

 「野球人生で初めてなので、興奮が収まらないというか、まだ実感がわかないです」とサヨナラ打の味をかみしめていた明石。大舞台で活躍した実績を持つルーキーが土壇場で大仕事をやってのけた。

 6月の全日本大学野球選手権では8強に終わった大阪商業大。彼の存在が初の日本一をもたらす貴重なピースになるかもしれない。

(取材=馬場 遼)

 
   

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