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社vs天理

高校野球ドットコム

社が奈良王者の天理に打ち勝つ!

7回に適時打を放つ尾崎寛介(社)

<秋季近畿地区高校野球大会:社13-7天理>◇29日◇1回戦◇紀三井寺公園

 兵庫3位の社が、奈良1位の天理を下した。

 社は3回表、1死三塁のチャンス作ると、1番・尾崎 寛介内野手(1年)の打席でエンドランを敢行。「スタートが早すぎるとバレてしまうので」と三塁走者の河関 楓太外野手(2年)は左投手の中川 輝星投手(2年)が右足を着地させるタイミングでスタートを切り、尾崎も投手前に転がして先制点を挙げる。「よくバッターも食らいついてくれて、ランナーもスライディングのところまで集中してくれました」と山本巧監督はサイン通りのプレーを実行した選手を称えた。

 社先発の高橋 大和投手(2年)は制球を乱して走者を出す場面が度々見られたが、「セットポジションからの投球の方がよく、球がいっていました」と粘り強い投球を見せ、6回までソロ本塁打による1失点に抑えた。

 社が本領を発揮したのは1点リードで迎えた7回表、「みんなで束になって、勢いに乗れる」(隈 翼主将=2年)という打線が一気に繋がり、打者11人の猛攻で7得点。その後は天理の反撃に遭いながらも大量リードを守り抜き、13対7という乱打戦を制した。

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「最後まで集中力を切らさずに試合を展開してくれたと思います」と山本監督。昨秋の近畿大会では初戦で近江に競り負けたが、チームとして成長した姿を見せた。

 翌日に行われる智辯和歌山との準々決勝に勝てば、2季連続の甲子園出場がほぼ確実となる。2度マウンドに上がって計160球を投げた高橋は、「近畿大会2勝が目標。明日も勝ち切って、センバツに繋げたいと思います」と次戦に向けて気持ちを切り替えていた。

(取材=馬場 遼)

 
   

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