長澤まさみさんが楊端和を演じた『キングダム』 (C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

【画像】え…っ? マジ二次元じゃん!これが実力派女優たちが演じた「再現度高すぎな実写版ヒロイン」です(7枚)

国民的美女がまさかの変顔!?

 日本のドラマや映画では当たり前になりつつあるマンガやアニメの実写化作品では、ヒロイン役の再現度が高すぎると話題になった女優さんたちが多々います。今回は実写化作品に多数出演する、実力派女優たちが演じた代表的キャラを振り返りましょう。

橋本環奈『今日から俺は!!』早川京子

西森博之先生原作の不良青春コメディ『今日から俺は!!』は、千葉の田舎町にある高校が舞台で、ひねくれ者の三橋貴志と、まっすぐで誠実な伊藤真司が転校を機にツッパリデビューを果たします。正反対なふたりの不良の日常をコミカルに描いた学園ドラマとして人気を博しました。

 同作が連載開始から30年後に実写ドラマ化された際、青蘭(ドラマ版では成蘭)女子高校の女番長・早川京子役を橋本環奈さんが熱演しました。

 京子は怒らせると登場人物の誰よりも怖い元ヤンキーという役柄で、彼氏の伊藤(演:伊藤健太郎)の前では清純なふりをするという、ギャップの激しいキャラクターです。 橋本さんはキレている時の凄みのある顔と、彼氏に見せるぶりっこキャラの女子を見事に演じ分けました。また、清野菜名さん演じる赤坂理子との道場でのバトルの身のこなしも話題になっています。

 橋本環奈さんは他にも『銀魂』の神楽役や『斉木楠雄のΨ難』の照橋心美役など、数々のマンガ原作の実写化ヒロインを演じており、強烈な変顔も多数見せつけました。実写化作品には欠かせない存在で、どんなキャラでも演じ切る女優魂を見せつけています。

長澤まさみ『キングダム』楊端和(ようたんわ)

 原泰久先生の手がける『キングダム』は、2006年から「週刊ヤングジャンプ」(集英社)にて連載中で、集英社青年マンガ史上初となる「累計発行部数1億部」超えを果たした大ヒット作品です。

 舞台は中国春秋戦国時代、戦争孤児として育ち「天下の大将軍になる」という夢を持つ主人公・信(しん)と、彼の亡き親友・漂(ひょう)に瓜ふたつの秦の国王・エイ政(えいせい)とが出会い、ともに中華統一を目指します。

 同作は2019年から現在まで3作の実写映画が公開され、長澤まさみさん演じる山の民を武力で束ねる美しき「山界の死王」こと楊端和が話題になりました。

 実写化1作目の『キングダム』で長澤まさみさんは楊端和という役柄を強く見せるため、カメラが回っていないところでも部下役の共演者と話さないようにするなど徹底した役作りをしており、「楊端和、本当に美しくかっこいい」「原作からまんま出てきたみたい」と絶賛されています。

 続く『キングダム2 遥かなる大地へ』に長澤さんは登場せず、さらに3作目にあたる『キングダム 運命の炎』ではラストの少しの出番に終わったため、「長澤版・楊端和様が恋しい」「チラッとしか出番のない長澤さんが美女すぎてヤバい」と待望されていました。

 2024年7月公開予定の4作目『キングダム 大将軍の帰還』ではティザーPVにて楊端和の出演が判明しており、ファンから歓喜の声が相次いでいます。

広瀬すず『ちはやふる』綾瀬千早

『ちはやふる』は、2007年から「BE・LOVE」(講談社)で連載された末次由紀先生原作の少女マンガで、競技かるたを題材に高校生たちの青春を描いた作品です。

 主人公の綾瀬千早が、小学校6年生の時に出会った転校生・綿谷新の影響で競技かるたの魅力に引き込まれていく同作は、2016年から2018年に3部作で実写映画化され、千早役を2016年当時は現役高校生だった広瀬すずさんが初主演ながらも熱演し、話題となりました。

 2018年に配信された「otocoto」のインタビューにて、広瀬さんは「千早を演じたことで、私の女優としての土台が出来て、今では『右手、左手、ちはやふる』というくらい、身体の一部になっています」と熱い想いを語っています。

 また、競技かるたの練習に熱くなるあまり手の皮がむけて出血するなど、文字通り血のにじむような努力をしており、ストイックに演技に打ち込む姿勢に驚かされます。

 ちなみに2024年正月の富士フイルムのCMでは、かるたを払う広瀬すずさんのチェキのシーンがちらっと写っており、「すずちゃん×かるたといえば『ちはやふる』よね」「カルタ姿見たら千早ちゃん思い出す」といった声が挙がるほど、広瀬さんの演じた千早役は、今も多くのファンの心にも深く刻まれているようです。