著:尾田栄一郎『ONE PIECE』第91巻(集英社)

【画像】今後の登場が楽しみなタトゥーキャラを見る(4枚)

スタイリッシュな見た目に魅了される

 タトゥーは元々、呪術的な意味合いを持つものだったそうです。現在は、自身をより魅力的に見せるためや、民族的、宗教的な理由などから彫っている人たちもいます。入れる場合、彫られているときの痛みを対価にして「何か」を得るようという考え方もあるようです。『ONE PIECE(ワンピース)』に登場する、さまざまな想いが込められたタトゥーを入れたキャラを3人ご紹介します。

ナミ

 村のためにアーロンの仲間として働いていたナミは、仲間の証として腕にタトゥーを入れるよう強要されました。ルフィたちの助けによって村が救われたあと、アーロンたちの仲間の証を消すために村医者の元へ向かいます。しかし、傷が残ってしまうことを知ったナミは「みかん」と「風車」をモチーフにした、新たなタトゥーを入れることに決めました。過去を変えることはできませんが、これからの未来を大切に生きようという、ナミの決意が伝わってきます。

エース

 白ひげ海賊団のシンボルである、ひげと十字架(元々は卍)のモチーフを背中に彫っています。親父と慕う白ひげと同じ背中にタトゥーを入れている姿は、血以上の絆のようなつながりがあるように感じます。

 ほかにも白ひげ海賊団に所属する人たちはシンボルをイメージしたタトゥーを彫っているキャラがいます。船長の白ひげ(エドワード・ニューゲート)はもちろん、マルコの胸のタトゥーもシンボルは同じと言えそうです。

トラファルガー・D・ロー

 自身が船長を務める、海賊団の名前を「ハートの海賊団」と名付けるほど「ハート」を大切にしている人物です。命の恩人であるコラソンのシャツがハートの柄だったことや、オペオペの実の形がハートだったことも要因のひとつだと考えられます。過去を忘れないため、想いを引き継ぎたいという想いから胸元に彫ったのかもしれません。