ナンバー灯(番号灯)ってどこ?
ナンバー灯は、その名のとおりナンバープレート用のランプで、正式名称は「番号灯」といいます。ナンバープレートはその自動車を識別するための重要なものなので、見やすいように表示することが義務付けられています。
そのため、夜間でもナンバープレートを確認できるようにナンバー灯(番号灯)が取り付けられています。
ハンドルコラムにあるスイッチで灯火の点灯と消灯が切り替えられ、1段ひねるとまずこのナンバー灯(番号灯)と車幅灯(ポジションランプ)、尾灯(テールランプ)が点灯し、さらにもう1段ひねると前照灯(ヘッドライト)が点灯するようになっているものが一般的です。
夜間に点いていないと整備不良になる
ナンバー灯が点いていないと保安基準を満たしていないことになるので、「整備不良」として警察に捕まることがあります。ナンバーを見せないように意識的にナンバー灯を取っている悪質なドライバーもいるので厳しく取り締まっている傾向にあるようです。
反則による点数は1点、反則金は7000円(普通車等)となっています。ナンバー灯が切れていないか確認し、切れていれば直すことをお勧めします。
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LEDに交換すると違反?車検に通るナンバー灯の色や明るさ
道路上を走る自動車は「道路運送車両の保安基準」を満たしていなければなりません。ナンバー灯(番号灯)は道路運送車両の第36条により定められています。
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2019.11.15.】
第205条 番号灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第36条第2項の告示で定める
基準は、次の各号に掲げる基準とする。
一
番号灯は、夜間後方20mの距離から自動車登録番号標、臨時運行許可番号標、回送運行許可番号標又は車両番号標の数字等の表示を確認できるものであること。(中略)二 番号灯の灯光の色は、白色であること。
三 番号灯は、灯器が損傷し、又はレンズ面が著しく汚損しているものでないこと。https://www.mlit.go.jp/
規定をまとめると、以下のようになります。
- 色は白色で点滅しないものであること
- 夜間に後方20mの距離からナンバーを確認できること
- 灯器が損傷し、レンズ面が汚損してはいけない
- ナンバー灯の光により、他の運転手の操作の妨げになってはいけない
- レンズをしっかり取付けないといけない
このように、車検の基準でもある保安基準ではナンバー灯(番号灯)の色やナンバー板面の明るさについての規定はありますが、ランプの種類についての制限はありません。
つまり、規定をクリアしていればナンバー灯(番号灯)をLEDに変更しても問題なく車検は通るということです。