【2019年】後部座席シートベルト着用状況 一般道は40%以下
2019年に警察庁とJAFが合同で行った「シートベルト着用状況全国調査」によれば、一般道における後部座席のシートベルト着用率は39.2%でした。
これは2015年と比べて4.1%しか増えておらず、一般道においては後部座席シートベルト着用がまだ普及していないといえます。
シートベルト着用状況調査(2019年調査結果)
シートベルト未着用の危険性は?
警視庁が発表した統計によれば、以下の数値が示されています。
- 未着用者が死ぬ確率は着用者の約15倍
- 未着用者が車外へ投げ出される確率は着用者の約22倍
- 後部座席のシートベルト未着用者の前の席の乗員が頭部に重症を負う割合は着用時の約51倍
- 後部座席のシートベルト未着用者が窓ガラスを突き破り車外に飛び出す割合は着用時の約13倍
つまり、シートベルト未着用により、自分が怪我・死亡する確率が大幅に高くなるだけでなく、自分の身体が前に飛ぶことにより前席の人にまで危害を加える可能性が高くなるのです。
最近ではエアバックや、歩行者・車両をカメラで感知する最新の安全装備が注目を集めていますが、シートベルトの着用は基本であり、最後の砦となる安全装備です。シートベルトの着用有無で安全性は大きく変わってきます。必ず着用しましょう。
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【アンケート】後部座席のシートベルト、締めてますか?
MOBYでは後部座席のシートベルト着用についてのアンケートを実施。2018年11月から3500人以上の方にご回答いただきました。(現在も回答できます!)
アンケートの結果によると「ほとんど着用しない」「着用しない」と答えた人は全体の50%以上!着用義務化から10年が経過しましたが、未だに着用していないという回答が多い結果となりました。
アンケートの結果はこちら(CarQサイトにジャンプします)
シートベルト違反から逃れるための誤った着用方法はやめよう!
警告表示や警告音を止めるためにバックルに挿入しておき、その上から座って、上のベルトをたすき掛けするという、いわゆる「シートベルト違反逃れ」ドライバーが多いといいます。
外から見ただけではシートベルトを着用しているように見えるため、警察官も取締りしにくいそうです。
この誤った着用方法は、事故の際に車外へ投げ出され、シートベルトをきちんと締めていれば命を落とすことはなかったのに…という痛ましい結果に繋がってしまいます。
シートベルト違反から逃れるための誤った着用方法は絶対にやめましょう。