ディスクブレーキパーツの交換時期やタイミングは?

定期的に交換しなければならないディスクブレーキのパーツは以下の3つです。

  • ブレーキパッド
  • ブレーキローター
  • ブレーキフルード

ブレーキパッドの交換時期

ブレーキパッドは走行距離が伸びるにつれて摩耗していき、薄くなります。ブレーキパッドの厚みが3mmを切ったら必ず交換しましょう。走行距離の目安としては30,000〜40,000kmとなります。ブレーキローターよりブレーキパッドのほうが消耗が早く、安価で交換が容易です。

ブレーキパッドの交換時期と費用・工賃|自分で交換してもいい?

ブレーキローターの交換時期

ブレーキローターはブレーキパッドよりも摩耗しない構造となっていますが、全くすり減らないわけではありません。大きく差が開きますが、100,000〜200,000kmを走行するとブレーキローターを交換する必要性が出てくるとされています。

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ブレーキフルードの交換時期

ブレーキオイルとも言われるこのブレーキフルードは、ブレーキを掛ける際に加圧されブレーキパッドをブレーキローターに押し付ける大切な役割を担っています。ブレーキフルードは走行距離よりも経年劣化での交換の必要性が出てくるため、4~5年ごとに交換しましょう。

ブレーキフルード(ブレーキオイル)の交換時期は?自分でできる点検方法や交換費用・工賃

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ディスクブレーキから異音がするときはどうする?

ディスクブレーキパッド
©NorGal/stock.adobe.com

ブレーキを踏む度に「キー、キー」と鳴く・異音がする

ブレーキパッドには構造上、鉄の爪のようなものが付いており、ブレーキパッドが一定の厚みより薄くなると、この爪がディスクローターに触れるようになり、「キー、キー」とブレーキが鳴く異音を発生させます。ブレーキを踏んだ度にキーキー音が鳴ったら、ブレーキパッドの点検をしましょう。

ブレーキを踏まなくても「キーキー」「シャーシャー」と異音がする

ブレーキを踏まなくても異音がするのは、ディスクブレーキに異物が挟まっている可能性があるか、ディスクローターとブレーキパッドの位置調整が狂った可能性などが疑われます。ディーラーか自動車整備工場ですぐに点検してもらいましょう。

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スポーツ仕様のディスクブレーキに交換したあとは要注意

ハードなスポーツ走行をするために耐久性と制動力を高めたブレーキローター、ブレーキパッドを備えたディスクブレーキにカスタムされている場合は、異音が発生しやすくなります。特に、ディスクブレーキの温度が低いとキーキーと鳴くような異音が発生しやすくなります。