ディスクブレーキパーツの交換時期やタイミングは?
定期的に交換しなければならないディスクブレーキのパーツは以下の3つです。
- ブレーキパッド
- ブレーキローター
- ブレーキフルード
ブレーキパッドの交換時期
ブレーキパッドは走行距離が伸びるにつれて摩耗していき、薄くなります。ブレーキパッドの厚みが3mmを切ったら必ず交換しましょう。走行距離の目安としては30,000〜40,000kmとなります。ブレーキローターよりブレーキパッドのほうが消耗が早く、安価で交換が容易です。
ブレーキローターの交換時期
ブレーキローターはブレーキパッドよりも摩耗しない構造となっていますが、全くすり減らないわけではありません。大きく差が開きますが、100,000〜200,000kmを走行するとブレーキローターを交換する必要性が出てくるとされています。
ブレーキフルードの交換時期
ブレーキオイルとも言われるこのブレーキフルードは、ブレーキを掛ける際に加圧されブレーキパッドをブレーキローターに押し付ける大切な役割を担っています。ブレーキフルードは走行距離よりも経年劣化での交換の必要性が出てくるため、4~5年ごとに交換しましょう。
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ディスクブレーキから異音がするときはどうする?
ブレーキを踏む度に「キー、キー」と鳴く・異音がする
ブレーキパッドには構造上、鉄の爪のようなものが付いており、ブレーキパッドが一定の厚みより薄くなると、この爪がディスクローターに触れるようになり、「キー、キー」とブレーキが鳴く異音を発生させます。ブレーキを踏んだ度にキーキー音が鳴ったら、ブレーキパッドの点検をしましょう。
ブレーキを踏まなくても「キーキー」「シャーシャー」と異音がする
ブレーキを踏まなくても異音がするのは、ディスクブレーキに異物が挟まっている可能性があるか、ディスクローターとブレーキパッドの位置調整が狂った可能性などが疑われます。ディーラーか自動車整備工場ですぐに点検してもらいましょう。
スポーツ仕様のディスクブレーキに交換したあとは要注意
ハードなスポーツ走行をするために耐久性と制動力を高めたブレーキローター、ブレーキパッドを備えたディスクブレーキにカスタムされている場合は、異音が発生しやすくなります。特に、ディスクブレーキの温度が低いとキーキーと鳴くような異音が発生しやすくなります。