登坂車線に駐車はできる?
一般道路の登坂車線には、駐車している車が並んでいる光景を見かけることもあるのではないでしょうか。
しかし、登坂車線だからといって駐車が特別に許されるルールはありません。駐車禁止の道路では、登坂車線にも同じ規制が適用されますし、あくまで走行するための「車線」ですので、駐車することも大変危険なことです。
登坂車線での駐車には車両の故障や体調不良などの走行が困難な場合にしか行なえません。その場合にも停止表示器材を置くことが必須です。
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登坂車線に似た「ゆずり車線」
法令上の根拠はありませんが、登坂車線と同じようなものに、「ゆずり車線」や「ゆずりゾーン」があります。
見た目も登坂車線と表示されていないだけでよく似ています。
これは登坂車線の基準に満たない道路に設置されるものです、その趣旨は同じもので、ルールは登坂車線と同じようになると覚えておきましょう。
登坂車線が登場した時にはルールを再確認!
登坂車線で気をつけなければならないことは、登坂車線を使った追い越しができないということと、登坂車線が高速道路にあった場合の速度制限です。
これだけ押さえておけば後は他の道路と同じ規制に従えば大丈夫なので、あまり深く考える必要はありません。
ちなみに、2016年から中央自動車道の一部区間(多治見ICから小牧東IC)で登坂車線だった部分を、右側付加車線に付け替えるという試行がされています。
速度が出せない車がが登坂車線に寄って「譲る」のではなく、早い車が右側から追い越しをするという方式にして安全性の向上が期待されているようです。
今後は高速道路などではこの方式が広まるかもしれませんね。