福井の冬の風物詩といえば「水ようかん」

水ようかんって夏に食べるものだと思っていませんか? いえいえ、福井では寒い時期に、こたつの中に入って、よ~く冷やした水ようかんを食べるのが、冬の楽しみなのです。11月に入ると水ようかん専門店のCMや広告が出されるのを皮切りに、毎年11月上旬から販売する店が大多数を占め、水ようかんのシーズンの到来を告げるのだとか。

福井県内には水ようかんを製造するメーカーが多数あり、地域によって味や作り方が異なるそうですが、「一枚流し」という紙箱に入った販売方法が主流になっています。

昔は漆塗りの木箱の中に流し込んだ水ようかんを、買う人が欲しい分だけ「一枚」「二枚」とわけてもらうスタイルだったことが由来とか。今も福井の人は、一枚流しの水ようかんの切れ目に沿って、付属のへらですくってそのまま食べるそうです。

一枚流しの水ようかんは、福井県内のスーパーやコンビニなどで購入できますが、せっかくなら専門店へ。福井市内にある「久保田製菓」では、11~3月の冬季限定で水ようかんを販売しています。

久保田製菓の水ようかんは、防腐剤や甘味料などの添加物を一切使わず、炊き上げも箱への流し込みもすべて手作業。沖縄・波照間産の黒砂糖を使用した、なめらかな口どけの水ようかんは、素材のおいしさが引き立つ、やさしい味わいです。

店舗なら、できたての水ようかんを直営店価格で購入可能。「水ようかん(大・箱流し・450g)」600円のほかに、持ち運びに便利なパックタイプも販売しています。 

■久保田製菓
住所:福井県福井市南四ツ居2丁目1-36
TEL:0776-54-1620
営業時間:10~18時
休み:不定休(11~3月は元日以外無休)

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黒蜜ときな粉のハーモニーを楽しむ「あべかわ餅」

福井名物の甘味は水ようかんだけではありません! あべかわ餅も地元で愛される身近なおやつのひとつ。お餅の形は丸、三角、四角とお店によって異なるそうですが、「黒蜜」と「きな粉」の組み合わせは福井のあべかわ餅の鉄則。

さっそく福井市内にあるあべかわ餅の老舗「蝋金(ろうきん)」へ。風情溢れるお店の佇まいからも、長く地元で愛されていることが感じられます。

店頭で注文を受けてから作られるあべかわ餅はほんのり温かく、何よりお餅が軟らかくてもっちもち。7個入り300円、12個入り500円ですが、お餅が薄くひと口で食べられるサイズなので、7個入りでもあっという間に完食できます。

そして、きな粉と黒蜜の絶妙なハーモニーはあと引くおいしさ。「蝋金」は三角のお餅を黒蜜、きな粉の順にまぶしますが、黒蜜ときな粉の量、つける順番などお店によって異なり、福井に行ったら、その違いもぜひ試してみたいものです。

■蝋金
住所:福井県福井市左内町9-27
TEL:0776-35-3041
営業時間:なくなり次第終了
休み:不定休