模範的なドライバーの証であるゴールド免許(ペーパードライバーもいますが)。その条件の一つに「無事故であること」があります。

しかし、実は事故の中でもゴールド免許を剥奪されないケースがあります。本記事ではそういったケースを紹介していきます。解説に移る前に、ゴールド免許の条件をざっくりと解説します。

ゴールド免許とは?

有効期限が書いてある帯が金色になっているのがゴールド免許
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ゴールド免許とは、無事故・無違反のない状態が5年以上継続している優良運転者に交付される運転免許証です。

正式名称は「優良運転者免許証」で、有効期限表示部分の背景の色が金色になっているのが特徴です。1994年の道交法改正を機に導入されました。

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ゴールド免許を継続する条件

相手がいる事故は当然アウト
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冒頭で、「ゴールド免許とは、無事故・無違反のない状態が5年以上継続している優良運転者に交付される」と解説しました。

この条件についてもう少し深掘りしてみましょう。実際は、以下の3つがゴールド免許の具体的な継続条件です。

  1. 免許を取得している期間が連続5年以上経過している
  2. 交通違反をしていない
  3. 怪我のある交通事故を起こしていない

つまり自分だけ怪我している場合はセーフ

2と3の交通違反・交通事故に関しては、誕生日の41日前からさかのぼった5年間のものがカウントされます。

また、「怪我のある交通事故」における「怪我」は相手の状態を指します。自分自身の怪我は含まれません。