役立つ状況は限られる

屋外駐車場
広い駐車場などでは自分の車を見つけるのに役立ちそう
©kitsune/stock.adobe.com

遠くからでもスマートキーの電波を車両に届ける方法を解説してきましたが、100m先から解錠したところで、便利かと言ったらそういうわけでもありません。

解錠に関しては近くで開けようが遠くで開けようが変わりませんし、そもそも遠くの車両を解錠したい状況自体、多くないでしょう。

この方法が役に立つのは、車を施錠せずに遠くまで歩いてしまった時や、お子さんが先に車へと向かって言った時などが考えられます。

サンダルやハイヒールで車を運転すると違反になる?運転できるサンダルも

むしろ電波を抑える方が良いケースも

ブリキ缶に入ったスマートキー
©KATSU/stock.adobe.com

ここまでスマートキーの電波を遠くまで届ける方法を解説してきましたが、どちらかというと電波を遮断する方が大切です。

なぜならば、「リレーアタック」という車両盗難手口の被害に遭うリスクがあるからです。

リレーアタックを簡単に解説すると、複数人の犯人がスマートキーの電波を中継することで、車から離れた場所でも解錠・エンジン始動まで行ってしまう犯罪のことです。

リレーアタックとは?手口と防止対策法を解説!ブリキ缶が有効?

これを防ぐためには、電波を遮断するキーケースを使ったり、家にいるときはキーを金属缶に入れたりすることが有効です。

スマートキーケース人気おすすめ16選|プレゼントにも参考になる選び方

近年は悪質な盗難手口がさらに増加している

車を盗もうとしている人
©Animaflora PicsStock/stock.adobe.com

話がそれてきましたが、近年は「コードグラバー」という手口が登場しており、リレーアタックが1人でもできるようになりました。さらに、まだ認知度は低いものの「CANインベーダー」と呼ばれる新たな盗難手口も登場。

コードグラバーとは?リレーアタックに次ぐ最新の車両盗難手口

ハンドルロックやタイヤロックなどのセキュリティを講じておくと、もしものときに便利です。

ハンドルロックは車両盗難防止に有効?緊急時の解除方法とおすすめ商品10選