大型トラック運転手になるには?大型免許の取得方法
取得条件
大型二種免許を取得するには、次の一定の要件を全て満たさなければなりません。
- 21歳以上であること
- 普通自動車免許を取得してから、3年以上(ただし、免停期間は除く)
- 視力 両眼で0.8以上。深視力2mの距離で、平均誤差2cm以内(眼鏡・コンタクトは使用可能)
- 10mの距離で90デシベルの警報音が聞こえる
- 色別 赤、青、黄の色別が、はっきりできる
視力、聴力に問題がなく信号の色が分かる方、かつ免許を取得してから3年以上の21歳以上のすべての方が対象になります。
取得費用と条件
大型免許の取得費用と期間は、現在所持している免許の種類によって異なります。
現在所持している免許の種類 | 教習期間 | 取得費用 |
中型免許(MT車) | 約10日 | 25万円程度 |
普通免許(MT車) | 約13日 | 35万円程度 |
中型免許 | 約7日 | 23万円程度 |
必要なもの
- 仮免許申請交付手数料 2,800円
- 規定時間を超えて、技能教習や検定補習を受ける場合 約9,500円
- 印鑑
- メガネやコンタクトレンズ
費用が諸々含めると30万円近くかかってしまうのに、規定時間を超えたら毎回1万円弱の出費が増えます。
大型免許の取得方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。
会社が取得費用を負担してくれる場合も
中型免許などから大型免許へグレードアップを図りたいとき、会社が取得費用を負担してくれる場合があります。大型トラック運転手の人手が足りない会社であれば、1日も早く現場で活躍してもらいたいからです。
免許取得の際には、より費用が安く日数が少なくて済む「合宿免許」に参加させてもらえることが多いようです。
合宿免許は期間厳守?免許が取れるまで帰れない?費用や期間、延長について
フォークリフト免許も絶対あったほうがいい
大型トラックドライバーは、荷物の積み下ろしの際にフォークリフトの使用が不可欠です。なくても仕事はできますが、フォークリフト免許があれば楽なコースを回してもらえることがあります。
トラック運転手での高収入を目指すのであれば、大型免許+フォークリフト免許+長距離コースの条件をおさえましょう。
フォークリフト免許の取り方は2種類!費用・最短日数・取得場所を解説、収入はいくらあがる?
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トラック運転手は社会的貢献度の高い職業
ネットでは「トラック運転手は底辺の職業」と言われることもありますが、 物流を担うトラック運転手は、社会的貢献度の高い職業といえます。
必要な免許があれば学歴・経験がなくても就業できるという点や、一部のトラックドライバーのマナーが悪目立ちしていることが、そのイメージを根付かせているのかもしれません。
しかし、言い換えれば年齢・学歴に関わらず、成果・能力次第で高収入を目指すことができるうえ、特殊免許や運転技術が必要なプロフェッショナルな職業といえるでしょう。
ネット通販が一般的になった現代においては、配送者=トラックドライバー不足が問題になっており、人手不足ゆえにきつい労働環境下にあるドライバーも少なくないようです。
また、トラックドライバーを旦那さんに持つ奥さんの状況も、勤め先によって変わるようです。毎日夕方までには帰ってきて子供たちと遊んでくれるから助かるという人や、月に3日しか休みがないという人など。
現在の給料や雇用条件に不満や不安がある場合は、もっと条件のよい運送会社に転職することを検討しましょう。
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