老舗の日本茶カフェが手がける抹茶パンケーキ専門店

「茶々工房Kiyosumi」があるのは、清澄白河駅から徒歩5分の場所。下町の風情が残る街並みの中にたたずむ小さなお店です。

西早稲田で20年以上続く日本茶カフェ「茶々工房」の姉妹店で、国内では浅草にある「茶々工房ふたつめ」、「茶々工房花やしき店」に続く4店舗目。
本店では無農薬栽培のお茶やあんみつ、お汁粉などの甘味、浅草のお店では「抹茶モンブラン」をメインに展開していますが、こちらは初のパンケーキ専門店。

もともと、この場所にあった鉄板焼店の鉄板を活用して新しいお店ができないか…とパンケーキ専門店を開くことを思いついたといいます。

店内はカウンター6席のみ。どの席からも、目の前でパンケーキが作る様子が見えます。

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濃厚抹茶バターが絶品!“抹茶スパイスクリーム”のトッピングもおすすめ

「パンケーキ(ドリンク付き)」2200円+「抹茶スパイスクリーム」300円

取材時(2024年3月)現在、メニューは注文ごとに焼きあげる「パンケーキ」のみ。
セットのドリンクは写真の「茶々工房特撰緑茶」のほか、「ほうじ茶」、「和紅茶」+100円、「抹茶オレ」+200円から選べます。

注文をしたら、早速パンケーキ作りのスタート!鉄板にバターを塗り、メレンゲ仕立ての生地をのせたら、そっと蓋をして約10分間蒸し焼きにします。

片面にこんがり焼き色が付いたら裏返して、さらに2~3分間蒸し焼きにし、外はほどよく香ばしく、中はふんわりと仕上げます。

焼きあがったパンケーキは、3段に重ねて特製「抹茶バター」をたっぷり絞り、仕上げに表面を軽く炙ったら完成!

「抹茶バター」とは文字通り、「茶々工房」が厳選した農薬を使わずに栽培した抹茶とバターを混ぜ合わせたもの。
一般的に、お菓子には無塩バターがよく使われていますが、こちらではあえて有塩バターを使用しているのが大きな特徴で、ほのかな塩気と、バターの濃厚なうま味やコクが、抹茶のほろ苦さ、豊かな香りを引き立てます。

まずはそのまま、生地のおいしさを味わいます。
甘さを抑えた生地はスフレタイプで、厚みがあるけれど、驚くほど軽く、ふわっふわ。濃厚な抹茶バターとの相性も抜群です。

もともとパンケーキには、別のピッチャーに入った“追い抹茶バター”が付いていますが、オプションで写真奥にある「抹茶スパイスクリーム」も追加してみました。
写真ではわかりにくいのですが、抹茶と生クリームをベースに、シナモン、カルダモン、コリアンダーの3種のスパイスが使われていて、見た目以上にスパイスが効いている!
意外な組み合わせですが、スパイシーなチャイのようで、一度食べたらハマる人も多いそう。 

お皿を彩るオレンジマーマレードやホワイトチョコレートソース、フリーズドライのベリーやピスタチオなど、少しずつ“味変”を楽しんでいたら、あっという間にぺろりと平らげてしまいます。