超ハイスペックサウナが揃う「SPA&ごはん ゆるうむ」って?

ここは、茨城県。にわかに信じがたいのですが、東京にいながら、わたし、この取材の3日前に初めて茨城県を訪れました。そして、今回が2度目です。

東京から車でも電車でもたったの2時間半で着くのに、着いてしまうから、関東圏内だからと、近さが仇となって、3日前まで通り過ぎてばかりいました。遠くばかりに気を取られて、近くをないがしろにするのはいけない。だって、こんな驚くほどハイスペックなサウナがあるんだから、見逃すにもほどがある。そう、オーバースペックとも思える設備を平然と抱える、規模も器もなにもかもがデカい施設が茨城県にあるんです。

水戸駅から車で20分、バスで35分ほど、ここは「SPA&ごはん ゆるうむ」。

てっきり新施設だと思っていたら、2021年に閉館したスーパー銭湯「水戸ゆらいや御老公の湯」を復活させてほしいとの地元の声をうけて、土地所有者の茨城日産グル-プが大々的にリニューアルして2023年11月にオープンした施設でした。

着くとまず「ゆ」の文字がでかい。全国各地の温浴施設で見た「ゆ」の看板の中でもダントツの大きさ。

「ゆ」が醸し出すやる気をしかと受け止めて、おじゃまします。

(広告の後にも続きます)

温寒ととのう二重奏「SPA&ごはん ゆるうむ」のお風呂は?

早速、お風呂へ。でかい。この天井高と奥行き。

浴室内にはお風呂が3つ、サウナ2つ、塩サウナ1つ、水風呂3つ。外にでると、露天風呂に、ウィスキングもできるハーブスチ-ムサウナ。
ボリューミーで、幸せなてんてこまい。

まず、一番大きな「ジェット・リラクゼーションバス」。

そして、あると必ず入る「高濃度炭酸泉」へ。

取材時には、「ハーブ湯」はしっかりとしたピンク色でキュートな梅の香り。香りは週替わりで、ラベンダーや漢方湯なども登場予定です。

この日は、数日前まで春めいていたのが嘘のように雪が降った寒い日で、体も冷えきっていたから、ありがたいことにサウナ前に全種類のお風呂を堪能して、30~34℃のぬるい寝水風呂へ。

「冷やす」と「ととのう」が二重奏みたいに奏でられ始めます。細かい気泡がぶくぶくと吹き出すバイブラのおかげで、温度の羽衣ができるわけもなく、徐々に冷えていくグラデショーンのような体感温度の変化が病み付きになりそう。