皆さんいかがお過ごしでしょうか？フリーダイバーの福田朋夏です。
私の住んでいる沖縄はだんだん暖かくなってきて、海のシーズンももうすぐやってきます。
そして今年はいよいよ私の夢でもあった沖縄でフリーダイビングの海洋国際大会「OKINAWA FREEDIVING CUP 2024」を行います！
沖縄でフリーダイビングの海洋の大会が行われるのはなんと12年ぶり。大会がうまくいくよう、安全に行えるよう、先日、競技場所近くの真栄田岬で安全祈願をしてきました。「青の洞窟」が有名なポイントです。今回は、大会への思いとお祈りのことをお伝えできたらと思います。
「沖縄を聖地に」沖縄で12年ぶりにフリーダイビング海洋競技大会が開催決定
沖縄の海を世界中の人に見てほしい
大会開催への思い
私は2011年から沖縄で本格的にフリーダイビングのトレーニングを始めて、ずっと沖縄の海にお世話になってきました。世界中の海を潜ってきても、やっぱりこの沖縄の海がしっくりきて、自分のホームなんだなと感じます。
夏の沖縄の海は優しい南風が吹いてフリーダイビングにとって、とても良いコンディションになります。風が吹いていない時は、水面が鏡のようにツルツルで、水中で泳いでいるウミガメや、魚たちが船の上から眺められるほど！
そんな海で潜ると、本当にすべてが美しくて、水の流れが気持ちよくて感謝の気持ちが溢れ出てくるんです。潜った後はみんな笑顔になって潜った時の経験を共有しあって、そしてまたそんな海に戻りたくなってしまうという繰り返し。
私が潜った沖縄の海を世界中の人に見せたいし、経験して欲しい！
そして、お世話になっている沖縄の海や人や土地にお返しができたら嬉しいなという気持ちから沖縄でフリーダイビングの大会を行う流れになりました。
私は今まで選手として大会に出てきたけれど、主催側になるのは初めてのことで、何をやっていいのかチンプンカンプンな中、周りの素晴らしい仲間たちに支えられて何とか頑張っております。
関わっている人たちの気持ちはみんな同じ。
この OKINAWA FREEDIVING CUPに関わる人たちがみんなハッピーになるような大会にすること。
そして、沖縄の海洋環境を知ってもらい、今後も美しい海を次の世代に繋げるために行動していくこと。
大会の期間中には誰もが参加できるビーチクリーンや、海の中に潜ってごみを集めていきたいなと考えています。
世界中の人たちがこの沖縄の海にまた来たいと思えるような美しい海を維持していくことは、どんな素晴らしい観光施設を作るよりも大切なことだと思っています。
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「ハマウイ」の日の
安全祈願
沖縄は、人間の世界と、あの世や神様の世界が近く交わっているような感じがします。何かを感じたり、見えたりする人も珍しくなく、ご先祖様や見えない世界を大事に扱う沖縄の人たちがいるのも私が沖縄を好きな理由の一つです。
私のお友達のお母様が、そういった感性がすごくある方で、４月１２日(旧暦３月３日)のハマウイ（浜降り）の日に今回のOKINAWA FREEDIVING CUPの安全祈願をしてくれました。
※ハマウイ（浜降り）とは旧暦の３月３日に女性が浜まで降りて塩水につかり、心身の汚れを祓う沖縄の習わし
海に向かってお供えをして、名前と住所を述べて、祈ります。その間、儀式を司るお母様が沖縄の言葉で歌うように拝みます。一カ所だけではパワーが通らないそうで、３つの場所にいき、お祈りをしてきました。
お祈りをしている間、手のひらがとっても熱くピリピリ感じたのが驚きでした。
友人のお母様が言うには、地にいたたくさんの龍が祈りによって空に上がっていったそう。龍が空に昇るって想像したらすごくワクワクする！ いつか私も龍を見てみたい…。
この大会が関わる人みんなにとって素晴らしい経験になりますように。
これからのシーズン、みんなが安全に海に潜れますように。
この美しい海がいつまでも続きますように…。
安全祈願は無事終わり、ビーチへ行ってハマウイをすることにしました。この為にビキニを下に着ていたので、全身海に浸かって禊ぎ(みそぎ)をしました。
最初は冷たかったけど、徐々に体は慣れていって水が身体中に染み渡ってくる。
そして、びっくりするくらいの透明度と綺麗なターコイズブルーの海に浸かっていると、こんなすぐ近くに綺麗な海がある沖縄ってなんて素晴らしい所なんだろうって、心から感謝しました。
現在、OKINAWA FREEDIVING CUP 開催に向けて、クラウドファンディングをしています。
ずっと何年も続いていける、素晴らしい大会にします。
そして、沖縄がフリーダイビングのメッカになって世界中の方々に沖縄の素晴らしさを伝えられたらと思っています。
みなさまどうぞご協力よろしくお願いします！
︎クラウドファンディングページ（CAMPFIRE）
