タイ人に人気がありながら、日本では情報が少なくまだまだ知名度が低いバーンラックタイ。標高1,800メートルの高原地帯、ミャンマーとの国境のすぐ近くにある小さな村は、不思議な魅力のある場所です。今回はチェンマイからメーホンソンを経由して1泊したバーンラックタイの見どころを紹介しましょう。

目次

バーンラックタイのへの行き方
バーンラックタイの魅力1 中国風の宿
バーンラックタイの魅力2 歩いて行けるミャンマー国境
バーンラックタイの魅力3 ミャンマー国境近くの中国茶屋
バーンラックタイの魅力4 手漕ぎボートツアーで見える夜の雰囲気
バーンラックタイの魅力5 ランタンに囲まれたレストランの夕食
バーンラックタイの魅力6 幻想的な早朝の霧の湖面
バーンラックタイの魅力7 そのまま!中華風の朝食
バーンラックタイは日本人が懐かしさを感じる北タイの秘境

バーンラックタイのへの行き方

バーンラックタイに行くためには、最初にメーホンソーンに行かなければなりません。メーホンソーンは北部タイの中心都市チェンマイからミニバスか夜行バスで6時間位かけて行きます。メーホンソーンからバーンラックタイへは車をチャーターしていく場合が多いですが、ソンテウ(乗り合いトラック)で行くこともできます。

バーンラックタイに行くソンテウの情報ははっきりしていない部分が多いのですが、私の経験で言えば、当初はメーホンソーンの市場のソンテウ乗り場前で、朝と昼の1日2便あると聞いていました。

しかし、朝に市場のソンテウ乗り場に行ってもバーンラックタイに行くソンテウはないと言われました。市場の人などに聞くと、お昼の12時頃に出るということだったので、再度出直しました。



<ソンテウは旅客だけでなく貨物も運搬します>

少し余裕をもって11時ごろにソンテウ乗り場に行くと、ちょうどバーンラックタイ行きのソンテウが止まっていました。安心して乗り込みましたが、12時になる前に出発しました。もし12時にでたら間に合わなかったかもしれないと思うと運が良かったようです。後で聞けば本当は電話予約する必要があったようです。

ソンテウは1時間かけてバーンラックタイに向かって登っていきます、メーンホンソーンは海抜500メートル地点にありますが、バーンラックタイは海抜1,800メートルにあるため、一気に1,000メートルもの高さを猛スピードで上がっていきました。料金は片道ひとり150バーツ(600円相当)です。

曲がりくねった道に揺られながらソンテウが上がっていき、突然開けたところに出ると、中心に小さな池が見えて周りに中国風の建物が並んでいます。そこがバーンラックタイでした。宿の入り口まで案内してくれて翌日の朝の帰りを予約しました。

バーンラックタイの魅力1 中国風の宿

バーンラックタイは、北タイの奥地メーホンソーンのさらに奥にある小さな村で、ミャンマー国境と接している村ですが、歴史を調べると中国国民党の残党が中国から雲南省を経由して逃れてきた人たちが建設した村とのこと。
そのため、タイなのに中国に来たかのような建物、食文化が残っています。今回1泊する宿「MI WO Homestay」は新しくできた宿のようですが、中国風の建物です。

MI WO Homestayはチェックインをする受付と宿泊施設が少し離れていました。歩いて2・3分程度です。新しい宿なのでとてもきれいで生活感がありました。部屋はコテージのように分かれていたのでとても静かでした。

ベッドにはスワンをかたどったタオルが置いてあり、中国の宿に来たような錯覚を起こしました。テレビはあるのですが、まだできたばかりなのか、実際には使えませんでした。ただ、バーンラックタイには不要かもしれません。

なおMI WO Homestayは、朝食がついています。朝食については後で詳しく紹介しましょう。

MI WO Homestay

住所:48 3 Mok Cham Pae, Mueang Mae Hong Son District, Mae Hong Son 58000 タイ
TEL:+66 80 709 6990

バーンラックタイの魅力2 歩いて行けるミャンマー国境

バーンラックタイの目の前の湖は小さいので歩いて一周できます。急速に観光地化が進んでいるらしく、新しい建物が多く、その中を歩きながら目指したのはミャンマー国境でした。驚いた事に歩いてミャンマー国境までいけます。

バーンラックタイの湖を周回する道路は舗装されていますが、国境に向かう道は国境に向かう道は歩いていきます。やがて右手に小さな建物が見えて来て、地図で位置確認をするとほぼ国境線ぎりぎりのところに来ていました。

ゲートのようなものが見えますが、竹でできた柵しかなく国境を警備している様子はありません。手前には多くの車やバイクが置いてありました。陸路国境の場合地元の人は比較的容易に往来できることが多いので、ここもそんな感じがしました。

その気になれば、本当に国境を越えてミャンマー側に入れそうなぎりぎりのところまで行きました。見た限り警備をしている様子がなかったのですが、男女の若者がそのままタイ側からミャンマー側に笑顔で入って行きました。

そして私の顔を見て「サワディカー」「ミンガラバー」とタイ語とベトナム語の双方で挨拶をしてくれました。

バーンラックタイの魅力3 ミャンマー国境近くの茶屋

ミャンマー国境からの帰り道、バーンラックタイの中心に行く途中に茶屋「cafe Rak Thai」がありました。ミャンマー国境に最も近いカフェです。バーンラックタイにあるため建物は中国風です。

店ではワンちゃんを飼っているらしく、鳴き声が良く聞こえました。また店内でうろうろしている姿を見ました。

水の代わりに無料で中国茶が出てきました。本当は注文しなくても、これで十分な気がするほどしっかりと入っていてゆっくりとくつろげました。

そのあとコーヒーを頂きました。ホットコーヒーが50バーツでアイスが60バーツとアイスコーヒーのほうが10バーツ高いです。

afe Rak Thai

住所:HWQR+P58, Mok Cham Pae, Mueang Mae Hong Son District, Mae Hong Son 58000 タイ
TEL:+66 80 769 6590

バーンラックタイの魅力4 手漕ぎボートツアー

バーンラックタイではぜひ手漕ぎのボートツアーに乗りましょう。30分で350バーツで小さな船をチャーターできます。船乗り場は特定の場所ではなく湖のいろんなところから出ています。早朝の霧の中に乗るのも素敵ですが、夕方からの時間帯も魅力的でした。

手漕ぎボートは、後でイスに座った状態で漕いでいきます。前には座席がありテーブルが置いてあり、そこにはお茶があり、自由に飲めます。

ボートは湖の中央近くまでゆっくりと進みます。ある程度のところまで行くと止まります。湖からは山を切り開いて作られたリゾートホテルが見えますが、すべて中国風の建物です。

途中、他の船と間近ですれ違いました。よく見ると船の大きさはどれも同じくらいですが、船の形などは微妙に違っていました。

バーンラックタイの魅力5 ランタンに囲まれた夕食

ボートに乗ってすっかり暗くなったので、湖沿いにあるレストランに行ってみることにしました。レストランも中国風で土産物店を兼ねており、多くの人数が入られる店が並んでいます。1階が土産物店で2階に客席があるA La Carte – Hotpotに行きました。

レストランでは、食前酒のように中国茶が出てきます。タイらしくLEOビールが置いてありました。

中国の雲南料理があったのでそれを中心に注文しました。

お魚の揚げたものや酢豚のように餡をかけたもの、それからフレッシュなお茶の葉サラダ(ヤムバイチャー)などがあります。

残念なのはどうしても1品当たりのボリュームが多いので、あまり多く注文できなかったことでした。店内のランタンが多くて華やかなのと、先ほど乗っていたボートが戻ってくるランタンの美しさ、そして民族衣装に身を包んだ観光客が記念撮影をしている姿を見られたのが印象的でした。

A La Carte – Hotpot

住所:เลขที่ 95 Mueang Mae Hong Son District, Mae Hong Son 58000 タイ
TEL:+66 83 253 8815
Facebookページ:A La Carte – Hotpot

バーンラックタイの魅力6 幻想的な早朝の霧の湖面

バーンラックタイは2月ごろがベストシーズンとのことです。その理由は湖に幻想的な霧が見られるからです。

翌朝は頑張って早起きしてみると、確かに霧が出ていました。早朝からボートに乗る人が多くいるので、霧にまぎれるように小さなボートが数多く浮かんでいます。

まるでこちらに向かって攻めてくるように見える小さなボート群、背後に見えるリゾートホテルに東側からの日光が映し出されているため本当におとぎの世界のようです。

ジブリ映画の世界ともいわれているバーンラックタイ。北タイの山奥深くの村は行くだけでも大変ですが、それだけの価値を感じる世界を見ることができました。

バーンラックタイの魅力7 そのまま!中華風の朝食

帰りのソンテウが来るまでの間、チェックアウトを済ませて朝食をいただきました。朝食も中国料理そのもので、ここがタイなのを忘れるほどでした。

そして朝食にもお茶がついているので、タイ人以上に日本人にとって観光しやすい町のような気がしました。

宿の受付も兼ねている建物も中国風で、土産物を販売しています。バーンラックタイの近くはお茶の栽培が盛んなので、お土産もお茶や茶器などが中心です。

帰りのソンテウが来たので宿を後にしました。他のホテルの宿泊客のピックアップの関係もあり、バーンラックタイの湖を最後にもう一周しました。ソンテウから見えるバーンラックタイの湖の霧はすでに無くなっていましたが、また来たくなるような不思議な村のような気がしました。

バーンラックタイは日本人が懐かしさを感じる北タイの秘境

北タイの中心部チェンマイから6時間のところにあるメーホンソーンからさらにソンテウで1時間かけて行く街バーンラックタイは、標高1,800メートルの高台にある高原の小さな村です。中国色がとにかく強く、タイに来たのか中国に来たのかわからなくなってしまう不思議な村でした。

タイ人観光客に人気の秘境の村は、タイ人からすれば異文化が堪能できる印象だと思いますが、日本人からするとどこか懐かしさを感じられます。もっと多くの人にバーンラックタイを知って欲しいです。

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