春の陽気を感じるようになってきた今日この頃。まもなく水遊びシーズンの到来とともにシュノーケリングなどの水難事故も増えてくるシーズンでもある。そこでぜひ今年、マリンスポーツの必需品に加えて欲しいのが2024年4月4日に発表された、位置情報を「共有」し「捜索」できる新しいマリン向け捜索支援サービス「ココヘリマリン」“ヘリーハンセン”モデルだ。

ココヘリって?


会員に入会すると発信機(ビーコン)が貸与される。その発信機を身に着けた方が万が一遭難したとき、その発信機からの専用電波を捜索隊が持つ専用受信機でとらえ、遭難者の位置情報をピンポイントで特定。その情報を救助組織(警察・消防)へ引き継ぎ、迅速な捜索活動が実施できる「山岳遭難対策制度」。

2016年にローンチし、2023年8月時点で会員数は15万人。救助組織の出動案件の86%で、捜索開始から3時間以内の発見を実現している実績もある。

︎ココヘリホームページ

「ココヘリマリン」“ヘリーハンセン”モデルとは

「ココヘリマリン」は、山岳遭難対策制度「ココヘリ」を運営するAUTHENTIC JAPAN 株式会社が、「ココヘリ」を海でも活用できるように開発し、誕生したサービス。今回発表された「ココヘリマリン」“ヘリーハンセン”モデルは、海遊びや水遊びを安全に快適に楽しむためのプロダクト開発や環境づくりを行なうスポーツウエアブランド「ヘリーハンセン」のオリジナルモデルとして、本サービスの会員に入会すると貸与される発信機の表面に、ヘリーハンセンのロゴがデザインされている。本品の展開を通じて、海遊びや水遊びをする多くの人への普及を目指していくという。

マリンスポーツを行う人が身に着ける発信機。サイズは1辺5cmほどで、重さは45g

発信機が発する電波は3つ。1つ目は家族や捜索窓口に位置情報と時間を共有するGPS。GPS履歴の送信にはSONYのIoTネットワークが使われている。ネットワーク通信圏内であれば3分おきに発信機の位置情報を基地局に送信されるので、家族や捜索機関がGPS履歴を確認することが可能。これは「ココヘリマリン」“ヘリーハンセン”モデルのローンチに合わせて新たに搭載された電波。2つ目は現地の仲間たちや友人でも捜索可能なBluetooth直接通信。3つ目は捜索ヘリや公的機関が捜索する際に使用する専用電波。

︎「ココヘリマリン」の詳細はこちら

スマートフォンのアプリで、位置情報を確認できる(写真:ココヘリマリン | マリンスポーツ向け捜索支援サービスより)

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ダイビングでは使えるの?

ダイビングでも使えるかどうかが気になるところ。ココヘリマリンにはサップやシュノーケリングなど水面での使用であればまったく問題ないIPX7(※)相当の防水機能を有しているが、水深1m以上の水圧への耐性がないため、水中に発信機を持って行く場合には、自前のハウジングなど耐圧ケースに入れる必要がある。また水中に入ると電波が届かないためGPS履歴は残らないが、ダイビング前後など発信機が水面に出ている場面ではGPS履歴が残るので、たとえばスマートフォン用のハウジングケースに入れて水中に持ち込み、万が一の遭難に備えるのもいいかもしれない。

※15cmから1mの水面下でも、30分間は耐えられる防水機能