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 “ハンバーグ師匠”ことスピードワゴン・井戸田潤の公式YouTubeチャンネルで公開された動画に、約100年前に製造されたハーレーダビッドソンが登場した。

参考:【写真】「こんなの見たことない」スピードワゴン井戸田が紹介した“100年前のハーレー”

 2024年4月5日に公開した「えっコレ走るの!? 100年前のハーレーJD 【アンティークバイク】」と題した動画で井戸田は、「とんでもないバイクを仕入れた」というバイク仲間・浅川さんのガレージへとやってきた。浅川さんのガレージを訪れたのはおよそ3年ぶり。前回は、1969年公開のアメリカ映画『イージー・ライダー』に登場したハーレーダビッドソン「キャプテン・アメリカ号」を紹介してもらった。

 今回、ハーレー5台持ちの浅川さんが見せてくれたのは、1925年に作られた「1925 Harley-Davidson JD」。浅川さんによると、同バイクは今年で「ヴィンテージ」を卒業するそうだ。というのも、製造から100年が経過した時点で「ヴィンテージ」から「アンティーク」という区分になり、ハーレーのミュージアムに展示されるような骨董品的な位置付けになるのだとか。その重厚で趣のある外観に井戸田は「こんなの見たことない」と驚きをあらわにした。

 そんな希少なバイクがなぜここにあるのか? 浅川さんいわく、知り合いのバイク仲間が「シボレー コルベット C2」を購入するにあたり、資金を捻出するべく「1925 DJ」を買ってくれないかと打診してきたのだとか。浅川さんはその提案を快諾し、オーナーになったのだという。

 エンジンは、1911年~1929年に使用されていたF-HEADエンジン。排気量は1200㏄ながら馬力は10馬力程度で、浅川さんは「60km/hで巡航するのがちょっと大変。50km/hぐらいで流すのが丁度いい」と語る。実際に浅川さんはこのバイクを運転しているそう。「先週も100kmくらい走った」と伝えられると、井戸田は「100kmも走ったんですか!?」と目を丸くし、その度を超えたバイクフリークぶりに「やっぱりイカれてるなぁ……」と漏らしていた。その後、エンジンの音を聞かせてもらうと、井戸田は「うわーすごい!」「こいつすごいですね。生きてますよ」と感嘆。思わずスマホで撮影を始めるなど“100年前の鼓動”を存分に堪能した。

 浅川さん曰く、日本国内において「1925 DJ」を走らせている人は片手で足りるくらいとのこと。また、浅川さんが所有する同バイクは当時のオリジナルに近い状態で、「ここまでの程度はなかなかない」という。気になる相場価格は1000万円。井戸田は「うわ! 1000万いく!? とんでもないバイクだったんだね……。」と驚愕。そして、買うか、買わないかと問われたところ、間を置かずに「買いません」と言い切り、1世紀前のモデルで仕様が現在のバイクとかなり異なることもあって「手に負えなさすぎる」と話していた。

 このように井戸田のYouTube動画で紹介された1世紀前のハーレーダビッドソン。絶版バイク好きの方はぜひ本動画で“100年前の鼓動”を感じてみてはいかがだろうか。

(文=こじへい)