スズキ「新型ジムニー」2024年登場なるか? スクエアデザイン×「5連グリル」の“新モデル”投入を示唆 欧州登場の新型EVに期待

スズキは2030年度に向けて投入予定の新型車の概要を明らかにしています。なかでも、「ジムニー」のようなスタイリングのニューモデルも登場するといいますが、どのようなクルマなのでしょうか。

新型「ジムニー」のEVモデル登場を示唆 早ければ2024年度から投入へ

 スズキは2030年度に向けた成長戦略を、2023年1月に発表しています。戦略では2030年度までに展開する新モデルの概要を明らかにしました。
 
 そのなかで、欧州市場では「ジムニー」のEV車と思われるクルマの投入が示唆されています。

 スズキは2050年に日本と欧州で、2070年にインドでそれぞれカーボンニュートラルの達成を目指すと掲げています。

 これについて、各地域における目標達成の取り組みとして、それぞれの地域に投入する新モデルの概要を示すとともに、投入予定の新モデルとみられるシルエット画像も公開しており、特徴があらわになっています。

 日本では、2030年度までに小型SUVや軽乗用車を含むバッテリーEV(BEV)の6モデルを展開し、パワートレインの比率をHEV(ハイブリッド)とBEVで80:20にすると説明。

 シルエット画像では、軽ハイトワゴン「ワゴンR」や軽SUV「ハスラー」のようなモデルのほか、海外展開されているコンパクトSUV「フロンクス」に類似するモデルと新たなSUVタイプ1車種、「エブリイ」のような軽商用EVバンを投入するとしています。

 なお、軽商用EVバンはトヨタ、ダイハツと協業し2023年度中の登場が予定されていましたが、ダイハツの不正などの問題により先行きが不透明となり、これ以外のモデルが先行して投入されるとみられます。

 スズキの四輪車シェアが40%を超え、高い支持を得ているインドでは、2023年1月に開催された「オートエキスポ2023」で発表した新型BEV「eVX」を2024年に投入し、2030年度までに6モデルの展開を予定しているといいます。

 シルエット画像では、日本同様にフロンクスやワゴンR、ハスラーのようなモデルに加え、SUVタイプ3種類が別で展開されるようです。

 そして欧州では、さらに個性的なEVの登場を示唆しました。

 2024年度の新型BEV初投入を皮切りに、SUVやBセグメントなどにEVラインナップを拡充して、2030年度までに5モデルを展開。パワートレイン比率はHEV:BEVで20:80となっています。

 シルエットによればSUV4タイプとワゴンRのようなハイトワゴンタイプが登場するようです。

 しかし、SUVのうち1台は角張ったスタイリングや、アイコニックな「5スロットグリル」などの特徴が強調されて示されており、この画像と同一デザインとなるのであれば小型本格四輪駆動車「ジムニー」のEVモデルと推察ができます。

 ジムニーは1970年に登場し、軽自動車サイズのコンパクトなボディに、ラダーフレームや副変速機付きの本格的な4WDシステムを採用した小型四輪駆動車です。エンジンとボディサイズを拡大したモデルも用意され、欧州も含め海外でも展開されています。

 現行型は4代目で2018年に登場。丸形ヘッドライトにスクエアなボディデザインを採用するなど、原点回帰したようなスタイリングが特徴です。

 2023年1月12日にはオートエキスポ2023で、後部にリアドアが追加された新型「ジムニー5ドア」が登場しており、インドでの発売後、アフリカや南米、オセアニア地域などでも展開されています。

 その一方で、日本や欧州ではジムニーの追加モデルについての続報はない状態が続いており、四輪車ファンやジムニーユーザーを中心に、5ドアがいつ発売されるのか注目されています。

 BEVではスペースをとる大容量バッテリー搭載が必要となるため、通常のジムニーよりもボディが延長されたジムニー5ドアをベースにするほうが合理的であり、5ドアの発売とともにBEVモデルも追加すれば自然な流れと言えます。

 なお今回の発表はあくまで概要のみ言及されており、具体的な車名やデザイン、車種それぞれの登場時期といったものは一切不明であるものの、こうした状況で、あえて車種を特定できるシルエットに加え、スズキらしい「個性的」で「頼れる」製品の登場を予告していることもあり、新型ジムニーEVの登場に現実味を帯びてきています。