『トップガン』登場の黒い実験機 米博物館で期間限定の展示イベント開催 かつて中国の諜報機関も新兵器と勘違い!?

撮影用とは思えない本気度。

機体デザインはスカンク・ワークスが協力

 アメリカのパームスプリングス航空博物館は2024年2月16日、映画『トップガン マーヴェリック』に登場した架空機「ダークスター」の展示イベントを開催すると発表しました。

 同機は劇中でトム・クルーズさんが演じる主人公のピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐が乗る、速度マッハ10を超える極超音速試験機として登場します。

 実在しない架空の機体ではありますが、デザインや考証で本物の軍用機メーカーであるロッキード・マーチン社の開発部門スカンク・ワークスが協力しています。スカンク・ワークスは世界初のステルス戦闘機F-117「ナイトホーク」や、最高速度マッハ3を出した世界一速い偵察機SR-71「ブラックバード」を開発したチームとして有名です。

 飛ぶことはないものの、サイズなどは実寸大で製作したため、中国の諜報機関はこの機体を本物の新型機と誤認したのか、同機を宇宙から偵察するために、撮影が行われていた海軍の兵器試験場に人工衛星のルートを変えてきたという逸話もあります。

 現在、同機はロッキード・マーチンが所有しており、一般公開は行われていません。今回はトラックで運び込み現地で組み立てたとのことですが、大きく手間のかかる作業のため、今回の博物館でのイベント展示後は、定期的にツアーなどを組むといった計画はないそうです。

 展示は2月24日、3月1日、3月20日、3月27日の4回、パームスプリングス航空博物館で行われるそうで、展示のほかに、ステルス技術の発展を探るゲストスピーカーによる講演が予定されています。