トヨタ新型「2ドアクーペ」いつ出る?  約20年ぶりに「セリカ復活?」販売店への声は? ホンダ「プレリュード」と共に名車再来なるか

「次期セリカ」が登場するのではないかと話題になりました。実際にGRガレージにはどのような声が届いているのでしょうか。

セリカが復活!? 販売店での状況は?

 2023年は、トヨタ「セリカ」が復活するのではないかと注目が集まりました。
 
 セリカは2ドアスポーツカーとして初代が1970年に登場し、日本初のスペシャリティカーとして高い人気を集め、合計6回のフルモデルチェンジが行われました。
 
 そんな「セリカ復活」に対して、販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。

 市販車においては、セリカは1999年に7代目となる最終モデル「T230型」が登場しましたが、2006年を持って生産終了となっています。

 多くのユーザーがスポーツカーとしての走りの性能より経済性などを追求するようになったことから、徐々にセリカは存在感を失いその歴史に幕を閉じました。

 一方でクルマ好きとして、セリカはトヨタのラリー参戦を象徴するモデルということでもお馴染みです。

 そんなセリカですが「復活するのではないか」と2023年に話題が集まりました。

 元々、2023年4月に豊田章男氏から佐藤恒治氏のトヨタの社長が変わった際、SNSなどで佐藤社長の夢は「セリカ復活」という噂が飛び交いました。

 その後、豊田会長、佐藤社長が様々な場面で「セリカ復活」を仄めかす発言と並行して、様々なラリー会場や関連イベントでかつてのセリカラリー仕様のデモランを披露する機会が多く見られたのです。

 またセリカ復活への期待に対して、SNS上でもさまざまなコメントが見受けられます。

「60代にとってセリカは特別なブランド」「新型が出るのであれば、新型の時のようなワクワクさがほしい」「なかなか今のご時世では、需要が見込めないかもだけど、昔みたいなスペシャリティカー復活があれば、それは歓迎です」などの意見が見受けられます。

 当時セリカに乗っていたユーザーは、以前と同じようなセリカへのワクワク感や魅力に期待をしているようです。

 また、「セリカ復活は大歓迎ですが、お値段がスーパースポーツになってしまうとあまりご縁は無くなりますね」「いざ買うとなれば、 500万円近くするんでしよ。装備を減らして200万円台で出して欲しい」など、早くも購入価格を気にする声も挙がっています。

 そんな復活への熱が高まるセリカですが、トヨタ販売店にはどのような声が寄せられているのでしょうか。とあるGRガレージの担当者は次のように話します。

「セリカ復活に関して色々と話題にはなっていますが、具体的な話はありません。

 しかしお客様からは『いつ頃出るのか、情報は来ていないか』『どんなスペックになるのか?』など質問されることもありました。

 販売現場としても新たなGRモデル、そしてセリカという名前が復活することは期待しています」

 別のGRガレージの担当者は次のように話しています。

「2023年9月に開催されたラリー北海道で豊田章男会長が『セリカ復活を現執行部にお願いしている』という話がありました。

 その話題以降に、お客様からは『本当に出そうなのか?』『いますぐに予約だけでもしたい』という声もあり、多くのファンが復活を待ち望んでいるようです」

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 2023年10月にはホンダから「プレリュード」の復活が発表されました。同社は2020年代半ばを発売予定としています。

 現状では2024年内に登場する可能性は低いですが、仮に数年以内の2025年、2026年に復活するのであれば、プレリュードと共にバブル期を席巻したスペシャリティカーの復活が同時に見れるかもしれません。

 なお2026年は7代目の生産終了から20年目となる節目です。2023年に開発がスタートとしたと慣れば、そのタイミングで登場する可能性はありそうです。