調布~保谷の“まともな南北道路”が埼玉へ延伸! 「保谷朝霞線」川越街道までの区間が前進へ 高速アクセスも劇的変化!?

都県境でプツリじゃなくなります!

都県境~川越街道に4車線道路

 埼玉県朝霞県土整備事務所は2023年12月、新座市の都市計画道路「保谷朝霞線」(産業道路~国道254号)に関して同月に市内で行った事業説明会の資料を公開しました。

 保谷朝霞線は、“多摩南北道路”のひとつで甲州街道(国道20号)から西東京市(保谷)の都県境までを南北に結ぶ「調布保谷線」の延伸部、埼玉県内の区間にあたります。

「新武蔵境通り」や「伏見通り」と呼ばれている調布保谷線は、沿線地域で唯一4車線の南北道路で、2015年に全通しました。現在は都県境で行き止まりになりますが、これを新座市内の産業道路まで延伸する事業が2020年から進んでいます。今回は、産業道路からさらに川越街道(国道254号)までの約4.4kmについて、事業化に向けた地元説明会が行われました。

 全線を4車線で整備し、関越道とは新座料金所の北側で、保谷朝霞線を掘割構造にして交差。川越街道とは保谷朝霞線を地上、川越街道を高架にして交わるイメージが示されています。接続箇所は現在、県道「保谷志木線」が交差している「榎木ガード」付近となります。

 県は今後、今回の産業道路以北の区間についても、以南の区間と同じく計画道路幅員を20mから27mに都市計画変更する取り組みを始めるといいます。

 ちなみに、新座市はかねて、関越道に「新座料金所スマートIC」を整備する計画をもっており、この保谷朝霞線に接続する想定です。さらにこの付近へ、都営地下鉄大江戸線を延伸させ「新座中央駅(仮称)」を設ける構想ももっています。