えっ…!「盗難車」が実車展示!? 「謎のプリウス」なぜ登場? 「悲惨な車」が訴える盗難されないための「重要な対策」とは

「名古屋モビリティショー2023」で、まさかの「盗難車」が出展されていました。盗難までの経緯や防犯対策について、愛知県自動車盗難等防止協議会の方に話を聞きました。

ボロボロになった盗難車……愛車を守るための方法とは?

 2023年11月23日から26日にかけ行われた「名古屋モビリティショー2023」では、企業だけでなく様々な組織や団体がブースを設けていましたが、その中でも「アッ」と驚くような車両がありました。
 
 それは、実際に盗難被害にあったトヨタ「プリウス」です。なぜこのような展示が行われたのでしょうか。

 盗難車が置かれていたのは、愛知県警察と愛知県自動車盗難等防止協議会の合同ブースでした。

 展示されたのは、実際に盗難被害に遭った旧型のプリウスです。

 窃盗犯は、当時のプリウスに採用されていた前方の三角窓を破壊。そこから手を入れてドアのロックを外し、車内に侵入しました。

 続いて、車両を動かすためエンジンのイグニッション部分を破壊し、中の電子部品を入れ替えて自分のキーで動くように改造して、窃盗を試みました。

 しかし、この犯行中に警察が車両を発見。逃走を図った結果、逃げ切れず事故を起こしたそうです。

 犯人は捕まったものの、イグニッションを入れ替えたため、車内の配線はところどころ切断され、特に電子基板の周辺はメチャクチャの状態です。

 さらに逃走時の事故で、フロント部分が破損されるなど大きな被害を受けています。

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 愛知県自動車盗難等防止協議会の担当者は次のように話します。

「盗難車が見つかる自体がかなり珍しいことです。

 今回の車両も、警察がたまたま見つけなければ、そのまま工場に持ち込まれ分解されてしまっていたでしょう」

 最近では犯人たちのグループ化も進んでおり、手口も巧妙かつ凶悪になっているそうです。

 愛知県内で特に被害が多いのがトヨタ「ランドクルーザー」や「プリウス」、レクサス「LX」といったモデルですが、一方で古い年式の車種も被害を受けており、油断できません。

 では、犯行を防ぐためにはどうするべきなのでしょうか。

 前出の担当者はこう説明します。

「クルマに備わるロックに加えて、市販のタイヤロック器具などを使用するのがおすすめです」

 市販のロックが突破される可能性もありますが、複数の防犯対策を施すことで、犯行のハードルが上昇し、狙われる確率を減らせるといいます。

 大切な愛車がある人は、盗難防止に役立つセキュリティ部品の追加を検討してみると良いでしょう。