「5000キロで交換」「3ヶ月に1回交換」そんなにこまめに換えないとダメ?

エンジンオイルを交換しないことは“車の寿命”を縮める行為であるものの、エンジンオイルを交換すればするほど“車の寿命”が伸びるというものでもないことを覚えておく必要があります。

早めに交換するのは車にとってデメリットがあることではないものの、新しいオイル代や工賃、抜いたオイルの廃棄料などはタダではありません。

古い車であったり、過酷な使い方をしていたりなど、特別なケアが必要な場合は別ですが、一般的には払ったコストに対して得られるリターンはそこまで大きくなく、極端な言い方をすれば無駄です。

メーカーは、メーカー推奨のエンジンオイルを使ってそのエンジンの耐久試験を行っており、さらに十分なマージンをとったうえでエンジンオイル交換の推奨走行距離を定めて性能を保証しているため、メーカーが想定する範囲内で車を使用しているのなら取扱説明書に記載されている走行距離や期間で交換を行って問題ありません。

高性能車などでは「5000kmまたは6ヶ月ごと」等であることが多いですが、ここ数年以内に新車として登場した一般的な車であれば「10000kmまたは12ヶ月ごと」など、そう高くない頻度での交換が推奨されていることがほとんどです。

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エンジンオイル交換のタイミングは車や使用頻度によってさまざま

©New Africa/stock.adobe.com

店舗スタッフや自動車ジャーナリストの中には、どんな車でも「3000kmから5000km」や「3ヶ月に1回」など高頻度での交換を促す場合があります。

前述のとおり、早い頻度で交換するのは車にとっては特にデメリットがないため、可能であるなら実施しても良いでしょう。しかし、発生する費用と得られるメリットで考えるとそこまで効果が見込めるものではありません。

もちろん、使用状況や車の年式などによっては早めに交換したほうが良い車もありますが、ごく一般的な車をごく一般的に使い、メーカー指定のエンジンオイルを使用しているのであれば、高頻度で交換する必要はないでしょう。「早めに交換したほうがいい」という言葉は嘘ではないのですが、「いい」の部分があまりにも薄いというケースがほとんどと考えられるため、断ってしまっても不安に思う必要はありません。

なお、「ごく一般的でない使い方」とは、オフロード走行やアップダウンのはげしい山道など、エンジンの回転数が高い状況での走行が多かったり、エンジン始動と停止の繰り返しを短い距離で頻繁に行うような使い方や牽引に使うなどエンジンへの負荷が高かったりする場合などを指します。「シビアコンディション」と呼ばれることが多く、これを指摘された場合は交換しておいたほうが安心です。

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