「5分で一気に5機撃墜!」ウクライナ空軍報道官 パトリオットミサイルの重要性訴える

ロシアにとってかなり脅威。

配備されているだけで効果あり!

 ウクライナ空軍のユリイ・イフナト報道官は2023年11月27日、アメリカやドイツから供与された地対空ミサイルシステム「パトリオット」の重要性について訴えました。

 この件は、同軍の対空ミサイル部隊が、2023年5月13日のロシアのブリャンスク州上空において敵機を撃墜した件の詳細を同国のメディアである「ノヴィナルニア」が聞いた際に、イフナト報道官が話した内容です。

 イフナト報道官は、対空ミサイル部隊が5月の戦闘でパトリオットを用い、攻撃機のSu-34、マルチロール機のSu-35、電子戦ヘリコプターのMi-8MTPR-1、Mi-8輸送ヘリコプター2機の計5機を5分以内に撃墜したとを明らかとし、「空軍司令官主導による素晴らしい作戦だった」と評しました。なお、この件に関しては、戦闘後にロシア側の報道でSu-34とSu-35が相次いで撃墜されたことが報じられており、ウクライナ側の誤認ではなく、事実の可能性が高いとみられています。

 この戦闘後、パトリオットの脅威を恐れたロシア軍はしばらく同地や黒海上空での航空機での軍事行動を控えたということで、イフナト報道官は「彼らは撃墜される可能性があること理解し、しばらく飛行を控えました。パトリオットシステムはそのような機会を提供しています」と話しました。

 ほかにもパトリオットはロシアが運用している極超音速ミサイルである「キンジャール」も撃墜したとウクライナ政府は発表しており、同国の防空において重要な兵器となっています。

 ウクライナには2023年11月の時点で、アメリカ、ドイツ、オランダからの供与で計3基のパトリオットを保有していますが、これではウクライナ全域を守るには足りず、同国政府は最低でも10~20基必要と見解を述べています。なお、既にパトリオットのさらなる供与を、アメリカ及び同対空ミサイルシステム保有国に呼びかけており、2024年末までにさらに5基のパトリオットが新たにウクライナへ提供される予定となっています。