ファミリーカーとは?

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「ファミリーカー」は、「セダン」や「ミニバン」、「SUV」などのジャンルとは異なり明確な定義がある車ではありません。

それらのジャンルをひとくくりにして子どもが数人いる家庭で使用されるのを想定した、デザインと使い勝手をもつ車がファミリーカーと考えられています。ボディの形状やエンジン排気量の大きさなどは無関係で、3人や4人、5人など同時乗車しても問題なく使える車がファミリーカーに当てはまるでしょう。

近年は、オフロードを走っていても不思議ではないワイルドなデザインの「クロスオーバーSUV」が流行。もし、クロスオーバーSUVでも、3人や4人などで乗車して移動がしやすい車であるなら、ファミリーカーと考えてよいかもしれません。

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【3人・4人家族】おすすめのファミリーカー3選

この項目では、3人もしくは4人家族でおすすめのファミリーカーをピックアップしました。

昔から軽自動車を知っている人であれば、ファミリーカーと結びつかないかもしれません。しかし、現在生産・販売されている軽自動車は「規格内」ギリギリまでボディの大きさを限界まで引き上げた“スーパーハイトワゴン”が主流で、複数人乗車がしやすいモデルも登場しています。

ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOX(CUSTOM、2023年)

ホンダ「N-BOX」“スーパーハイトワゴン人気”の立役者となっているモデルです。

2012年から2017年まで生産された初代、2017年に登場した2代目と、好調なセールスを続けていたヒット商品。2023年には3代目へフルモデルチェンジされています。

真四角に近い形状のボディデザインとフロアを低く抑えた車体設計は、限りある軽自動車規格の範囲内で車内空間の確保に貢献。

ラインナップは、ノーマルおよび「CUSTOM」の2種類を用意。柔らかい印象を感じたいならノーマル、アメリカンビレットな雰囲気でスポーティな印象を求めるならCUSTOMがおすすめです。

ホンダ N-BOXはどんな人に向いている?

N-BOXは「子どもが産まれたばかりの家庭」に向いています。

運転席および助手席から後部座席への移動がしやすく、乳児のオムツ替えなどで苦労する心配を軽減。加えて、車内空間の広さは後席でも維持されており、子どもから大人、お年寄りまで快適に過ごせるでしょう。

トヨタ アクア

トヨタ アクア(2022年)

「アクア」は、“ハイブリッド専用コンパクトカー”として誕生したモデルです。初代は10年もの間販売されていたロングセラーモデルで、2022年に2代目へモデルチェンジされました。

WLTCモード燃費は35.8km/L(グレード「B」)の数値をマークしており、コンパクトカージャンルでも屈指の燃費性能を実現しています。

トヨタ アクアはどんな人に向いている?

「夫婦+子ども1人程度の家庭」に向いています。

後部座席は大人でも座るのに支障はありませんが、小学生から中学生程度の子どもが座るのに適している広さと考えてよいでしょう。子育てが始まった夫婦なら、後部座席にチャイルドシート・ジュニアシートを装着して乗せるのがよさそうです。

軽自動車に日産 ノートも負けない抜群の燃費性能をもっているため、コストパフォーマンスを重視してファミリーカーを選びたいなら有力な選択肢ではないでしょうか。

日産 ノート

日産 ノート(2022年)

日産を代表する5ドアハッチバック車種が「ノート」です。「2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー」や「RJCカーオブザイヤー」、「2021年度グッドデザイン賞」とタイトルを総なめにしたことで話題に。

2020年に登場した3代目モデルでは、日産の電動化技術を用いて第2世代へ進化させた「e-POWER」を搭載。発電のみに絞ったエンジンとスムーズな走りを実現できる駆動用モーターの恩恵で、快適な走りを味わえる車となりました。

日産 ノートはどんな人に向いている?

ノートは「先進の安全運転サポート技術を手に入れたい人」におすすめです。

高速道路を走行する際に、同一車線での運転操作を手助けしてくれるプロパイロットをはじめ、乗る人も含めた安全性を重視したい人に心強い機能が備わっています。ファミリーカーをコンパクトカージャンルから選ぶなら有力候補となるでしょう。