「伝統の100年フード部門〜江戸時代から続く郷土の料理〜」に認定されている、千葉県の「太巻き祭りずし」。

太巻き祭りずしは、上総地方を中心に米を作っている農民たちにより巻かれていた太い海苔巻きで、切った時の断面に表れる、花や動物や文字などの模様が特徴的。華やかで目でも楽しめる郷土料理です。

諸説ありますが、戦前の昭和の時代に作られていたことは確実で、江戸時代の終わりごろから作られてきたという伝えもあります。

東京湾で豊富に採れる「海苔」、保存のきく「干瓢」、手近に売られている「赤でんぶ」の三品が基本となり、冠婚葬祭の主役として、様々な文様が生まれてきました。まさに、農民の手から生まれた農民の芸術作品。これが、千葉県の太巻きずしなのです。

簡単に得られる素材で作られる、彩り豊かで見た目も楽しい太巻き祭りずし。自宅でも作れる家庭料理なので、お祝いごとや人が集まる時などにオススメです。

【100年フード】ページはこちら https://www.drivenippon.com/foodculture/food-chiba/

【千葉伝統郷土料理研究会】

http://fmsushi.jp/index.html