「あわや世界大戦の危機!」ロシア軍機が黒海上空で英国の有人偵察機を撃墜しようとした?

2発ミサイルを発射!?

Su-27と有人偵察機が遭遇

 ロシア空軍機が黒海上空で、イギリス軍機に対しミサイル2発を発射していたことが2023年9月14日、BBCなどイギリスメディアの報道で明らかとなりました。

 この事件は、2022年9月29日、黒海の公空上を偵察飛行していたRC-135「リベットジョイント」が、ロシア空軍の戦闘機である、2機のSu-27と遭遇した際に発生したとのこと。

 2機のロシア機は地上からあいまいな指示を受け、イギリス機を標的にする許可を与えられたと誤認し、2機のSu-27うち1機がミサイルを撃ったそうです。

 BBCが防衛当局高官筋3人聞いたという報道によると、撃たれたミサイルは2発で、1発目は外れ、2発目のミサイルは単に翼から落ちただけだとのことです。攻撃中にはパイロット同士で口論が起きており、攻撃命令ではないと解釈したもうひとりのパイロットが2発目の発射をやめさせた可能性もあるようです。

 イギリスも加盟する、北大西洋条約機構(NATO)では、言語の異なる国のパイロットどうしが、無線通話などにおいて重要な事柄を聞き間違えないよう簡潔に伝達するためのコード(暗号)を採用していますが、ロシアには同様のものがなく、そのために起きた誤射であるという見解もあります。

 この問題の発生後、ロシアは技術的故障によって引き起こされた事故だと主張し、イギリス国防省もロシアの主張を認めていました。今回の報道が事実だとすると全く一致しませんが、イギリス国防省は、傍受された通信の詳細については公表しない方針のようです。