日産「リーフNISMO」の中古車はNISMOロードカーの中で割安感が高い【NISMOロードカー・中古車vol.7】

■ディーラー系販売店でも100万円台で手に入る

2017年10月に登場した電気自動車(BEV)の現行型日産・リーフは、電動パワートレインならではのシームレスでパワフルな加速や低重心を活かしたハンドリング、そして様々な自動運転技術や「e-Pedal」などの革新技術を搭載したニッサン・インテリジェント・モビリティを象徴するモデルです。


日産・リーフNISMOのフロントスタイル

その環境性能と最先端の先進・安全技術をもつ日産・リーフに、2018年7月、NISMOならではの“ピュアスポーツ”のスタイリッシュなイメージとパフォーマンスを注入した日産・リーフNISMOが追加されました。当時の日産・リーフNISMOの新車時価格は403万2720円でした。


日産・リーフNISMOのリアスタイル

日産・リリーフNISMOの外観は、専用のフロントグリルをはじめ、フロントバンパー、サイドシルプロテクター、リアバンパーなどを装着。

NISMOロードカーならではの特徴である「レイヤードダブルウイング」を採用することで、Cd値を悪化させることなく、ダウンフォースを向上させています。


日産・リーフNISMO専用の18インチアルミホイール

さらに、大径化と軽量化、さらにホイール表面を流れる空気抵抗の低減を実現したスポーティなデザインのNISMO専用18インチアルミホイールを採用しています。


日産・リーフNISMOのインストルメントパネル

日産・リーフNISMOのインテリアは、専用のステアリングをはじめ、コンビメーター、カーボン調フィニッシャー、電制シフト、専用シート地&ドアトリムクロスなどを採用。

NISMOのアイコニックカラーであるレッドアクセントを随所にあしらうことで、ドライバーの走りへの気持ちを高揚させるスポーティな演出を施しています。


日産・リーフNISMOの内装のいたる部分に赤のアクセントカラーを採用

また、インストルメントパネルにカーボン調フィニッシャーを採用し、センターコンソールにはガンメタクロム加飾を施してスタイリッシュさを強調しています。


日産・リーフNISMOのパワートレイン

NISMOらしい気持ち良い加速フィーリングを実現させるため、リーフNISMO専用にチューニングされたコンピューター(VCM)を搭載。NISMOならではの力強く俊敏なアクセルレスポンスを実現しており、市街地やワインディングでも気持ち良いドライビングフィールを提供しています。

ドライバーの意のままの走りを実現させるため、リーフNISMOには専用の18インチハイグリップタイヤや、乗り心地と操縦安定性能を両立した専用サスペンションを採用しています。


ステアリングにも赤いセンターマークを採用

さらに、専用にチューニングされた電動パワーステアリングやインテリジェントトレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)を採用し、レーンチェンジやS字コーナーなど、ステアリングの切り返しが発生するシーンでの高い安定性とライントレース性を実現しています。


日産・リーフNISMOのメーターパネル

2020年に日産・リーフNISMOは一部改良を行い、9インチナビを標準装備したほか、コネクテッド機能も大幅にアップグレードしています。


日産・リーフNISMOのラゲッジスペース

さらに、走行性能を飛躍的に向上させるために、欧州テイストのキックなステアリングギアレシオを採用するとともに、それに合わせて、サスペンションのスプリング、ショックアブソーバー、バンパーラバーにもチューニングを施しました。


日産・リーフNISMOのフロントシート

また、VDC制御ロジックをさらに精密に見直すことにより、コーナー出口での加速性能を向上させています。これらのトータルチューニングにより、走行安定性を維持しながら、スポーツカーを彷彿させる俊敏で意のままのドライビングを実現しています。


日産・リーフNISMOのリアシート

ドライバーと車がより一体となったドライビングを楽しめるように、シートには高いホールド性を誇る新世代デザインのNISMO専用チューニングのレカロ製スポーツシートを新たにオプション設定しました。

現在、日産・リーフNISMOの中古車は約98台流通していて価格帯は約134.4万〜約359万円となっています。ディーラー系販売店でも200万円以下の中古車があるので大注目です。

(文・写真:萩原 文博)