いつ使う? 「謎のA/Cボタン」何の意味? 押すとどうなる? 得する使い方とは

クルマには様々な機能が付いており、それにあわせていくつかのボタンも存在します。では「A/C」と書かれたこのボタンは押すとどうなるのでしょうか。

押すと冷える? 暖かくなる? A/Cボタンの役割とは

 クルマのインパネには「A/C」と表記されたボタンが見受けられます。
 
 とくに猛暑が厳しい時期にはA/Cのスイッチはなくてならないものですが、どのようなときに利用するのでしょうか。

 A/Cは「Air/Conditioning(エアー/コンディショナー)」の略でエアコンのことを指し、A/Cボタンはエアコンのオン・オフを切り替えるスイッチになっています。

 クーラーの場合、A/Cボタンをオンにすると車外から導入された空気を熱交換器で冷たい空気に変換してから、車内に送り届ける仕組みです。

 つまり、A/Cボタンをオフにしている状態だと熱交換器を介さないので、いくら設定温度を下げても単なる送風にしかなりません。

 そのため、温度を下げても冷たい風が送られない場合は、A/Cがオフになっている可能性があるため、A/Cボタンを確認するといいでしょう。

 またカーエアコンは家庭用エアコンと機能が一部異なり、カーエアコンでは暖かい風を送り出す暖房機能はついていません。

 これは家庭用エアコンが外気をコンプレッサーで圧縮して、暖かい風を作っているのに対して、カーエアコンではエンジンの熱を利用することで暖房機能を得ているからです。

 そのため、暖房だけを利用したい場合には、エアコンの機能は必要ないのでA/Cをオフにするといいでしょう。

 ほかにも、カーエアコンは家庭用エアコン同様に除湿機能があり、A/Cボタンをオンにすると除湿が働きます。

 とくに高温多湿の日本において、除湿機能はなくてはならない機能といえますが、どのような用途で利用するのでしょうか。

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除湿機能はクルマの曇り止めに効果絶大!

 車内は想像以上に曇りやすい環境で、とくに夏場と冬場などの車内外の気温差で激しい場合に結露が発生しやすくなっています。

 また梅雨の時期などでは車内に雨などの水分を持ち込むと、湿度があがり曇りやすくなります。

 狭い車内空間で大人数で乗車をすることも曇りやすくなる要因のひとつです。

 本格的に曇ると視界が悪くなるだけでなく事故などに繋がるので、曇りやすくなる環境が想定される場合には、A/Cをオンにしておくと曇り止め防止になるため安心感が高まります。

 また、曇りやすい状況では内気循環のスイッチを切り替えて外気導入にするのも効果的です。

 フロントウインドウの曇り除去には、強制的に窓に暖かい風を送るデフロスターとリアウインドウにはドアガラスにプリントされた熱線で曇りを除去するデフォッガーを併用するのもひとつの手です。

 ここまでの話を見ると、A/Cをオフにする必要はなさそうですが、オンにすることでネガティブな要素が生じることがあります。

 それは、カーエアコンを作動するコンプレッサーは、電力の消費が激しいために動力をバッテリーからではなくエンジンの動力から供給しており、A/Cをオンにしているとその分、燃料消費率が高くなることです。

 そのため、A/Cをオンにしている状態だと、クルマにもよりますが約1割程度の燃費が悪化すると言われています。