15分で超高温に お盆に多発「キー閉じこみ」で子供やペットが危ない! JAFが緊急警告

うっかりで大変なことに。

3件はドアガラスを割って救援

 日本自動車連盟(JAF)は、2023年8月4日、去年8月の1か月間に出動した「子どもやペットを車内に残したままのキー閉じこみ」の件数について公表しました。

 JAFが2022年8月1日~8月31日まで出動した子どもやペットを残したキー閉じこみは87件で、うち3件はドアガラスを割っての救援になったそうです。お盆シーズンを直前に控え、JAFでは注意を呼びかけています。

 現場での聞き取り調査によるとその原因の中には「子どもに鍵を持たせていたら、ロックボタンを押してしまった」「ペット(犬)が誤って運転席ドアのロックボタンを踏んでしまった」などの事例があるそうです。

 上記以外にもスマートキーの場合、開錠施錠のために鍵を取り出すという動作がなくなるため、車内に置き忘れてしまう「キー閉じ込み」のトラブルはよく発生します。

 JAFが実施した車内温度の検証テストによると、気温35度の炎天下に駐車した車内の暑さ指数は、窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達するそうです。

 車を日陰に駐車していたとしてもその車内温度の差はわずか約7度で、駐車場所に関わらず外気温が高温である場合は注意が必要です。