バンライフを提唱するシエルブルーの二人がいつも感じているのは、「もっとクルマのことを知ってほしい」ということ。
そこで、クルマのメンテナンスについて紹介してくれることに!

今回はクルマの下回りについて解説してくれたが、一般ドライバーがメンテナンスするのはかなり難しい箇所。
仕組みを理解しておいて、クルマの調子が気になるときは、無理をせずに自動車整備工場に相談しよう。

※各自の責任と判断のもとにメンテナンス作業を行ってください。
万一、これらの情報を利用されたことによって損害が生じた場合があっても、編集部では責任を負いかねます。

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シエルブルー 茨木一綺(ワカ)さん・美伽(アネゴ)さん
木製ファニチャーの製作やアウトドアコーディネーター、イベントプロデュースなど、多岐に渡って活躍する夫婦デザイナーユニット。
いち早くバンライフスタイルを実践し、その魅力を伝えている。

安全第一!必ずリジットラックを利用しよう

クルマの下を確認したり、タイヤを交換する際、クルマをジャッキアップしなければならない。
その時、クルマが落ちてくることを防ぐためにも、リジットラック(通称:ウマ)を必ずセットして、危険を未然に防ごう。

リジットラックを使う時、平坦でしっかりした地面にセットする。
大きなコンクリートブロックなどを敷いておくのもいいだろう。
地面が不安定で倒れたら、大事故になってしまう。

ジャッキアップする時、クルマを押し上げるポイントは車両ごとに違う。
説明書に書いてある場所を確認すること。
間違えると、クルマが歪んでしまうこともあるので要注意。

■ヒビや状態をチェック

ゴム類のチェックは基本だ。
マフラーの吊り下げ部や、足まわりでパーツ同士がぶつかるのを防ぐところにゴムのパーツが使われている。

マフラーの配管などに穴が空いていないか確認。
騒音や有毒ガスを排出する原因となるので、穴を見つけたら、自動車整備工場に修理をお願いしよう。

前から後ろにクルマの中心を通っているプロペラシャフトの中心部に、ゴムで覆われているセンターベアリングがあれば、劣化具合を確認。

エンジンからの動力を伝えるデフ付近にオイルの漏れが発生することも。
駆動力を伝える大切なパーツで、クルマによって場所が違う。

■オイル漏れなどをチェック

ドラムブレーキは裏側を見て、オイルなどの漏れをチェックする。
こちらも汚れが頻繁に見られるようであれば、自動車整備工場へ。

ブレーキにつながっているホースの状態をチェック。
割れやオイルのにじみがあると要注意。
ブレーキが効かなくなってしまうこともある。

クルマの下部にはオイルをためておくオイルパンというパーツがある。
その周辺の漏れを確認。
漏れがひどいと他のパーツを壊すことも。

ジョイント部分などにあるゴム類をチェック。
ヒビが入っていたり、割れてグリスが漏れていたら、早めのパーツ交換が必要となる。

振動を吸収するダンパー内部にもオイルが使われている。
劣化してくると、オイル漏れを起こすことがあるので、こちらもチェックを。

■グリスアップ

旧年式やトラックなど、クルマによってはグリスアップポイントがあり、専用のグリスガンでグリスを注入しなければならない。
場所や注入方法はクルマの説明書に書いてある。

TEXT & PHOTO/渡辺圭史
取材協力/キャンプ民泊NONIWA(https://noniwa.jp/
出典/ガルヴィ2020年6月号

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