国道254号「和光富士見バイパス」7月延伸! 進む“東京~川越バイパス計画” 「うらとこ」とは立体交差化

東京と川越(埼玉県)を結ぶ国道254号の、バイパス整備が進んでいます。2023年7月には、和光富士見バイパスが「少し」延伸する予定です。

外環から東京都内へどう進む?

 埼玉県は2023年6月6日、国道254号和光富士見バイパスの一部区間が7月29日15時に開通すると発表しました。

 国道254号は東京都文京区を起点とし、埼玉県を南北に縦貫し、群馬県を経由して長野県松本市に至る延長284kmの道路です。

 このうち和光富士見バイパスは、外環道・和光北IC付近の国道298号・松ノ木島交差点(埼玉県和光市)から、「うらとこ」こと国道463号浦和所沢バイパスと交わる下南畑交差点(同・富士見市)までを結びます。計画延長は6.9kmです。

 国道254号(現道)の混雑緩和や高速道路へのアクセス強化などを目的に整備が進んでおり、現在は起点側の外環道に接する2.6kmが開通しています。

 7月に開通するのは、終点側となる志木市中宗岡の県道40号さいたま東村山線との交差点から下南畑交差点までの延長1.4kmです。

 1984年度に事業化。事業費約160億円、道路は幅36m~42m、暫定3車線で整備されます。既開通区間(国道254号富士見川越バイパス)に接続する下南畑交差点は、陸橋による立体交差が完成します。

 一方でJR武蔵野線をくぐる区間や、外環道より南の区間も事業が続きます。

 今後、和光富士見バイパスが全線開通すると富士見川越バイパスと一体的となり、笹目通り(県道68号練馬川口線)や外環道から、川越や圏央道(川島IC)方面までが1本の道路で結ばれます。