釜山は気温が20℃近くまで行く日が増えてすっかり春らしくなり、街中で色々な種類の花が咲いているのを見るようになりました。

今回は釜山から遠く離れた大邱(テグ)へ友人と初めて訪れたので、その時のことを紹介したいと思います。大邱はソウルや釜山とはまた違った魅力がある場所で、ソウルからもアクセスしやすいので、ぜひ足を運んでみてほしいです。

目次

韓国第三の都市・大邱
桜の名所その1:大邱を一望できる「砧山公園」
桜の名所その2:大邱で大人気の遊園地「イーワールド」
さいごに

韓国第三の都市・大邱

大邱は韓国の真ん中あたりに位置し、ソウルと釜山に続いて『第三の都市』と言われています。韓国・釜山に住んでいる私は、ターミナル駅である釜山駅から、KTXやSRTといった汽車を利用して大邱へ向かいました。ソウルからも汽車やバスを利用して約2時間で大邱へ行くことができます。盆地であるため、大邱といえば暑い!と言われるくらい夏は暑く冬が寒いので、しっかりと四季を感じられます。

大邱には大人気の遊園地「イーワールド」があり、大人から子どもまで思いっきり楽しめるアトラクションが揃っており、学生同士で大邱に訪れる人も多いようです。

その他にも、昔から漢方薬の市場が盛んで、毎年行われる『大邱薬令市漢方文化祭り』と呼ばれるお祭りが開催されたり、寺院のような建物を見たりと、伝統を感じることもできます。

大邱のグルメは牛骨を煮込んだスープのタロクッパ、牛肉のお刺身のムンティギなど牛肉を使った料理が名物で、他にも大邱独自のうどんであるヌルンククスも昔から親しまれている味です。

桜の名所その1: 大邱を一望できる「砧山公園」

大邱駅に到着した私たちは、まず最初の桜の名所である砧山公園(チンサンコウエン)へ向かいました。
駅からバスで20分ほどの距離にあるこの公園は小さな山のようになっており、犬と一緒に散歩をする人や軽い運動をする人がたくさんいました。

頂上まで登ると展望台のようなものがあり、ここからは大邱の街並みを一望できます。

頂上から下へと下っていくと桜が綺麗に咲いている階段がありますが、ここが桜の名所の1つになっており、たくさんの人が列を作って写真を撮っていました。

韓国の人たちはいかに写真をきれいに撮るかに命をかけているので、韓国の人に写真を撮ってもらうと綺麗な画角で写真を撮ってもらえます。私たちも後ろに並んでいた人にお願いして写真をパシャリ。

階段以外の場所でも満開の桜や、桜と同じ時期に咲く「キナリ」という黄色くてかわいらしい花も楽しめます。

砧山公園

住所:대구광역시 북구 침산남로9길 118
営業時間:24時間解放
定休日:なし
入場料:無料

桜の名所その2: 大邱で大人気の遊園地「イーワールド」

砧山公園で桜を満喫した私たちはバスに乗り、次の目的地であるイーワールドへ向かいました。イーワールドは大邱を代表する遊園地で、ランドマークである83タワーの麓に位置しています。大きくてスリルを楽しめるジェットコースターや子どもでも乗れるものなど様々なアトラクションがあるので、家族でも楽しめるのが特徴です。季節を通して様々なイベントを行っており、特に桜が満開になる春にはたくさんの人が訪れます。

イーワールドへ向かう坂道には満開の桜が咲いており、坂道を登るのが苦じゃないほど綺麗な景色が続きます。入場する際は入場券、乗り物も利用できる自由券(1日・夜間)の3種類を販売しており、私たちはめいっぱい楽しめる1日自由券を購入しました。見た目よりもスリルがある乗り物ばかりでしたが、園内には飲食店やカフェが充実しているので、休憩したい時にぴったりです。

こんな感じのおやつも色々なところで販売されています。

一通り遊んでから日が沈みかけてきた頃に、再び桜を見にいきました。83タワーの麓まで登っていくと、綺麗な夕日に照らされた桜並木が目の前に。同時に大邱の街全体が目の前にぱっと広がり、あまりにも綺麗だったのでしばらく見惚れてしまいました。

イーワールドの名物の1つであるこちらの赤いロンドンバスも桜と一緒に写真を撮ると、さらに雰囲気が出ます。

すっかり辺りが暗くなると桜の木がライトアップされ、昼とはまた違った雰囲気になりました。

ライトアップされた83タワーともよく合いますよね。

今回私たちは桜を見るために春に訪れましたが、年間を通してさまざまなイベントを行っており、いつ行っても楽しめるのでぜひ訪れてみてくださいね。

イーワールド

住所:대구광역시 달서구 두류공원로 200
営業時間:月〜木曜日:10:30〜22:00
     金〜日曜日:10:00〜22:00
     ※営業時間や休園日は変更する可能性あり
定休日:なし
入場料:1日利用券:大人49,000ウォン、学生44,000ウォン、小児39,000ウォン
    夜間利用券:大人35,000ウォン、学生33,000ウォン、小児33,000ウォン
公式サイト:イーワールド

さいごに

今回は普段私が住んでいる釜山から少し離れた街、大邱で訪れた桜の名所を紹介しました。桜の時期でなくても、どの時期に訪れても面白い、見どころがたくさんある大邱。

ソウルや釜山じゃなくて他の都市にも行ってみたい!という人はぜひ大邱に訪れてみてはいかがでしょうか。

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