いよいよ梅雨に入り、海の中はベイトフィッシュの群れでいっぱいになってきました。
特にイワシが豊富な状況ですから、フィッシュイーターであるマゴチの接岸も活発です。
マゴチは複数匹の塊で常に移動していて、一旦浅場に入り込むと、すぐに深場に落ちてしまうことはありません。
そんな梅雨時期のマゴチを釣る方法について、詳しくご紹介しましょう。
梅雨のマゴチってどこにいるの?
マゴチは、サーフゲームの対象魚ですから、いつも砂浜に居ると思われがちです。
なので砂浜まで出向いてルアーをキャストするのですが、それで釣れなかったら、もう打つ手無しになってしまいます。
まずは、梅雨の時期にマゴチはどんな動きをするのか、その居場所を絞り込んでみましょう。
ゴールデンウィークが過ぎると、毎年水温が上がります。
それに伴って、大量のイワシの群れが接岸してくるのです。
6月の梅雨入りを迎えても、イワシの群れはそのまま岸沿いを回遊していますから、その姿を見つけてください。
おすすめの釣り場は、ズバリ!河口護岸に隣接した砂浜です。
護岸に立てば、広大な砂浜を高い位置から見下ろせるので、イワシの群れを発見するのはカンタンでしょう。
大きな黒い塊のようになっているので、それが最も岸寄りのものを見つけて、ルアーをキャストします。
マゴチの反応を得たければ、ルアーはボトムまで沈んで、着底したことが分かりやすいものがおすすめ。
具体的には、ジグヘッドにシャッドテール系ワームを装着した、ジグヘッドリグが効きます。
ウエイトは、トータルで20gから30gもあれば、飛距離を稼ぎつつ広範囲を探ることができます。
なぜシャッドテール系ワームを装着するかというと、最後尾のテールパーツが水をつかんで左右に揺れるので、引き感が膨らみやすいからです。
今しっかりとアクションしながら泳いでいるな!と常時体感できていたら、その感触が消えた瞬間こそ、マゴチがアタックしてきたタイミングといえます。
すくにロッドを振り上げてフッキングしなくても、マゴチはシャッドテール系ワームを吐き出したりしませんから、落ち着いて対処しましょう。
着底させたジグヘッドリグをしばらくそのままにして、ロッドを自分の前方へ突き出します。
角度は、60度ぐらいに立てます。
こうすることで、ラインにたるみが生じ、たるみに張りが発生した時点が、マゴチのバイトだと判別できます。
また、60度という角度は、そこからフッキング動作に移るには、ロッドの振りしろが少な過ぎです。
つまり、あえてフッキング動作に移れない感度で構えることで、フッキングそのものを遅らせるメリットが生じるのです。
たるんだラインが張り詰めるまでの時間を、待機時間ととらえ、それを経てからフッキング動作に移れば、効率よくマゴチの上アゴをハリ先でとらえられるでしょう。
OWNER(オーナー) JH-61 静ヘッド No.11682 24g
エコギア グラスミノーL #470
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梅雨のマゴチを狙う時間帯はいつ?
梅雨のマゴチを河口域に隣接した砂浜で狙うには、どの時間帯が適しているのでしょうか。
おすすめは、朝の4時ぐらいからです。
4時半にもなれば、周囲には陽の光が当たり始めて、マゴチの捕食も活発になります。
波打ち際までイワシが追い込まれているようなら、キャストするルアーの飛距離も抑え気味でかまいません。
かなり浅い場所までマゴチが入って来るケースがあるので、丁寧にそういう水深を探ってみましょう。
その際に気を付けたいのは、波打ち際までアングラーが足を運んで立ち込まないということ。
さすがにアングラーの姿を見つけたら、マゴチは逃げ去ってしまいます。
バチャバチャと波を足で踏む音も、良い効果は生み出さないでしょう。