キャンプ場では多くのファミリーが思い思いに楽しんでいる。家族にとって、キャンプの魅力とは何だろう?

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学校では教わらない考える知恵が身につく

キャンプには多彩なスタイルがあるけれど、現在、圧倒的に主流なのは家族で出かける「ファミリーキャンプ」。

ホテル泊に比べて低予算と言われるけれど、道具をそろえ、それが入るクルマも必要だ。
さらに気温に応じた道具の買い足しもあるため、宿をとるほうが安いことも!

それでもキャンプに行くのはなぜか聞いたところ、その答えの多くが「日常では体験できないことが多く、考える力が身につく」ことだった。

水を運び、火をおこすことからはじまるキャンプ。子どもにとって初めての焚き火や薪割りは新鮮だ。
火の番をすれば、教えなくても煙がでない木を探し、炎を絶やさないための条件を考える。

また、隣り合わせた人に道具を借りることもあるし、場内イベントを通して仲良くなることさえある。
コミュニケーション能力を養う場としても最適。キャンプは〝学びの場〟として最高の舞台なのだ。

キャンプ場でしかできないことがいっぱい!

近頃、ボール投げやかけっこ、縄跳びなどを禁止する公園が増えている。
「ほかの人の迷惑になるから」がその理由だ。

混雑した時期でない限り、キャンプ場は自由に遊べる場所が多く、ボール遊びを楽しむ親子の姿も。管理人さんの許可があれば、ハンモックをかけることだってできる。

キャンプ場は遊びの自由度が高い。キャンプ場の広場で、縄跳びや水遊び、ツリークライミング、クラフト作り、ハンモックなどいろいろな遊びに挑戦しよう。

ただし、自然を傷める行為は禁止だし、クルマにも注意。管理人さんにルールを確認しておけば安心だ。

経験値も考える力もUP

キャンプでは焚き火や水運びなど、日常とは違う経験がたっぷり。
いつもと違う不便な環境だからこそ、いろんなことを考えて快適にすごす工夫をする。自然に考える力が身につく。

火口と焚き付け。何度もキャンプをしていると、子どもたちは自然に乾いたやわらかな草や葉っぱを見つけてくる。

いざというときのために、いつでも火を確保できるよう、ライターではなくメタルマッチでの着火に挑戦してもいい。

子どもに焚き火を手伝ってもらうなら、子どもの手に合うコットン製の軍手やレザーグローブを用意しよう。

PHOTO/中里慎一郎
TEXT/大森弘恵
協力/ふもとっぱら
出典/ガルヴィ2019年6月号

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