<トップの画像:©Logan Ellzey / Unsplash>

コロナ禍では実現が難しかった年もありましたが、我が家は毎年夏にそれぞれの実家がある「日本」と「ルイジアナ州」に2週間ずつ帰省をしています。ルイジアナ旅行の私にとっての最大の楽しみは、シーフードたっぷりのケイジャン料理をたらふく食べることなのですが、今年は日本に1か月滞在する予定を組んだこともあり、夏季のルイジアナへの帰省はお預け。

そんななか、カリフォルニアで本場ルイジアナを楽しむことができるイベントを発見したのでご紹介したいと思います。


目次

クロウフィッシュってなに?
デザートとコーヒーで至福のとき
ここはどこ?ニューオリンズ?
南カリフォルニア最大のイベント

クロウフィッシュってなに?



<©Sidney Pearce / Unsplash>

ロサンゼルス郊外のオレンジカウンティーで開催されるこのイベントの名前は「クロウフィッシュフェスティバル」。目玉は、もちろんクロウフィッシュです。「クロウフィッシュって、いったいなに?」と思う方もいるかもしれないですね。エビに似た甲殻類の一種で、大きな大きな鍋で湯がいて食べるのですが、ルイジアナ州では伝統的な料理として親しまれています。

この祭りでは、ルイジアナ州から直送されたクロウフィッシュをその場で茹でて提供されるのだそう。クロウフィッシュはケイジャンスパイスの辛味を利かせた調理方法が一般的ですが、辛いのが苦手な人は、塩味やバター味なども選べます。

デザートとコーヒーで至福のとき



<©Keesha’s Kitchen / Unsplash>

クロウフィッシュだけでなく、ジャンバラヤやガンボなどの煮込み料理、ポボーイというサンドイッチなども登場するそう。また、ニューオーリンズ代表的なデザート「ベニエ」やチコリ入りのコーヒーもあります。ベニエは揚げパン(または、四角い形をした揚げドーナツ)に近いもので、食べる時は指も口の周りも、さらには洋服までも真っ白になるほど粉砂糖がたっぷりまぶしてあります。

これを食後にこの苦味が強いチコリコーヒーと一緒にいただくのが最高なひと時に。チコリ入りのコーヒーとは、チコリという植物の根を焙煎して粉末にしたものをコーヒーに混ぜたり、代用したりする飲み物で、カフェインが含まれていなく、イヌリンという成分があるため、美容や健康にもよいのだそう。

ここはどこ?ニューオリンズ?



<©Robson Hatsukami Morgan / Unsplash>

それからニューオリンズといって忘れてはいけないのが、音楽やダンス、パレードなどのエンターテイメント。会場のダンスフロアやステージでは、ケイジャンやザディコ、ニューオーリンズのライブミュージックが一日中流れています。「ケイジャン」というのは、ルイジアナ州南部に住むフランス系移民の子孫のことで、彼ら独自の文化や言語、音楽を持っています。

またザディコとは、ケイジャンやクレオールの音楽にアフリカやカリブの要素を加えた音楽ジャンルのこと。もうこれはまさに、カリフォルニアにいることを忘れてしまいそうな雰囲気です。

南カリフォルニア最大のイベント



<©Edoardo Maresca / Unsplash>

今年このフェスティバルの開催は、2023年5月19日から21日まで。私も早速、ニューオーリンズの雰囲気を味わえる南カリフォルニア最大のイベントであるこのフェスティバルのチケットを購入しました。行ってきた感想は、また別の機会にご紹介できればと思っています。

Crawfish Festival

住所:16400 Brookhurst St, Fountain Valley, CA 92708(Fountain Valley Sports Park)
TEL:+1 562-495-5959
公式サイト:Crawfish Festival

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