ハンガリー旅行 出入国条件事前準備チェックリスト

日本入国時の水際措置の終了

2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置が終了となりました。

これまでの水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、今後は不要となります。5月8日以降は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されます。
※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html

日本出国前に準備しておくこと

日本出国前のPCR検査は不要です。

●Visit Japan Webサービスの情報登録【任意】
日本入国・帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービス。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きがスムーズ。
◎Visit Japan Web(デジタル庁)
https://vjw-lp.digital.go.jp/

ハンガリー入国に必要なもの

2023年5月26日現在、ハンガリー入国時にワクチン接種証明やPCR検査の陰性証明書を提出する必要はなく、入国後のPCR検査や待期期間もありません。

●パスポート
残存有効期間は入国日基準で90日以上必要です。また、ビザは観光目的で、シェンゲン協定加盟国での滞在日数の合計(過去180日に遡る)が90日以内であれば不要です。

●航空券・ホテルの手配

●ETIASの取得【2023年11月から導入予定】
ETIAS(エティアス)とは一般的な観光や乗り継ぎのためにEU諸国に入国する際に、事前に申請することでビザを取得することなく入国できる制度。シェンゲン協定国であるヨーロッパの一部の国(イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリー、フィンランド、オランダなど27カ国)に入国する際に必要な渡航情報認証制度のことです。直近180日のうち、合計90日以内の滞在が認められます。2023年11月から導入が予定されており、取得をしていないと飛行機や船舶などに搭乗できないことも。取得はオンラインで行い、クレジットカードで支払いとなる予定(料金は€7で、18歳以下と70歳以上は無料)。
◎ETIAS公式サイト
https://travel-europe.europa.eu/etias_en

●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で新型コロナウイルスに罹患した場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。新型コロナウイルスの罹患を保険の補償対象としている海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意しましょう。また、帰国後に医療費を請求するために、現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。

日本帰国時に必要なもの

●パスポート

●税関申告の登録(Visit Japan Webから) 【任意】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続き画面」の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告書」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。

(広告の後にも続きます)

ハンガリー 渡航情報

入国の流れ

・入国審査
案内に従って「Immigration(入国審査)」へ。入国審査ではパスポートと必要事項を記入済の入国カードを提出します。顔写真撮影と指紋の採取をして完了です。

・荷物の受け取り
入国審査後は、搭乗した便名が出ているターンテーブルで、預けた荷物を受け取りましょう。荷物が出てこなかったり破損していたりした場合には、荷物を預けたときに渡された荷物引換証(クレームタグ)を持って専用窓口に申告します。

・税関
外国人税関カウンターへ進みます。所持品が免税範囲内なら申告なしNothing to Declareの緑色ランプのゲートへ、免税範囲を超えている場合は、申告ありGoods to Declareの赤色ランプのゲートへ向かい、所定の金額を払います。

・到着ロビー
到着ロビーには両替所や観光案内所があります。

・ハンガリー入国時の制限
<主な免税範囲>
◎酒類…度数22%を超える酒類1ℓまたは22%を超えない酒類2ℓとワイン4ℓとビール16ℓ。
◎その他の物品…香水、電気製品、コーヒー等の合計€430まで(15歳未満は€150まで)

<主な持ち込み禁止、制限品>
◎偽造品
◎薬物(医薬品は条件により持ち込み可)
◎ワシントン条約で保護されている動植物
※特定の肉、魚介などの食品にも制限があり、検疫が必要です。また少量であっても税関職員の判断で持込めないことがあります。

出国の流れ

・チェックイン
出発の2時間前までに空港に到着しておきましょう。利用航空会社のカウンターでパスポートと航空券を提示し、荷物を預け、搭乗券と荷物引換証(クレームタグ)を受け取ります。

・税関
特に申告は不要です。税金の払い戻しを申請する品物を手荷物として機内に持込む場合は出国審査後の税関で確認印を押してもらいましょう。

・セキュリティチェック
機内持込み手荷物の検査とボディチェックを受けます。

・出国審査
出国ゲートへ進み、出国審査を受けます。パスポート、搭乗券を提示します。

・免税品引き換え
市内の免税店で免税品を購入した場合には、免税品引き換えカウンターで品物を受け取ります。

・搭乗ゲートへ
搭乗時間に余裕をもってゲートに向かいましょう。搭乗時にパスポートの提示を求められることもあります。

免税手続きについて

付加価値税の払い戻し
ハンガリーでは商品やサービスに付加価値税が含まれます。EU圏以外の旅行者がTAX FREE加盟店で、一定額以上の買い物をした場合、申請が可能です。

申請方法
①お店で
商品購入時にパスポートを提示し、免税書類(タックスリファンド専用レシート)を受け取ります。

②空港の税関申告デスクで
免税書類に確認印を押してもらいます。機内預け荷物に入れる場合はチェックイン後に荷物を持って税関へ。書類の他、パスポート、航空券、未使用の購入品、レシート原本(クレジットカードの控えは不可)が必要です。

払い戻し
現地の専用カウンターでは現金(現地通貨)で受け取り可能。クレジットカードへの払い戻しの場合は、店でもらった封筒に書類を入れ、税関脇にあるポストに投函。帰国後は、空港の専用ポストに投函か、日本の事務所への郵送となります。

日本帰国時の注意

<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)2種類以上の場合は総量が250gを超えないこと。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。

<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。

<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。

<動植物>
◎果実、切花、野菜、ソーセージといった肉類などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。

<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。軟膏や点眼薬などの外用剤や化粧品は標準サイズで1品目24個以内。

ハンガリー旅行で気を付けたい、新しい旅のチェックポイントは?
>>>次ページへ!>>>
次のページ ハンガリー 新しい旅のチェックポイント

提供元: るるぶ&more