全長約5m!? ホンダの「“6輪”軽バン」がスゴイ! 斬新”軽トレーラー”の「アクティ・コンポ」に反響集まる

世界各国で開かれるモーターショーなどの自動車イベントでは、様々なコンセプトカーや新型車、カスタムカーが発表されますが、2002年に開催された東京モーターショーでは、ホンダがトレーラーのような軽バン「アクティ・コンポ」を出展していました。このクルマが、SNSなどでは様々な話題を呼んでいます。

6輪の“斬新軽バン”「アクティ・コンポ」が話題に

 モーターショーやオートサロンといった世界各国で開かれる自動車イベントでは、様々なコンセプトカーや新型車、カスタムカーが発表され、人々の関心を集めます。
 
 2002年に開催された東京モーターショー2002でホンダは、トレーラーのような軽バン「アクティ・コンポ」を出展していました。このクルマについて、SNSなどでは様々な反響が集まっています。

 ホンダ「アクティ」は、1977年に登場した、軽商用トラック/バンです。軽トラとしては珍しいMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)が採用されるほか、荷台までもフレームの一部にしてしまうモノコック構造など、高い独自性を誇っていました。

 そんなアクティですが、2009年に登場した4代目が最後のモデルに。バンは2018年7月、トラックは2021年4月をもってそれぞれ生産終了となり、現在はラインナップされていません。

 アクティ・コンポは1999年に登場した3代目をベースに、斬新なトレーラースタイルへと改造したコンセプトカーです。

 アクティの優れた「積載力」をさらに追求し、最大約4700リットルもの広さを実現。配送業務だけでなく、オフィスやレストランにも活用可能です。

 また、このトレーラーのサイドパネルは電動で開閉するウイングゲート式で、非常に大きな開口部により、大きな荷物の積み降ろしも容易に可能です。

 アクティ・コンポ全体のボディサイズは全長4975mm×全幅1475mm×全高1990mm。縦に長く取り回ししづらそうなボディですが、アクティ・コンポには前後両方のタイヤが切れる電動4WSシステムを搭載しており、この問題に対応しています。

 ちなみに、ヘッド部分を切り離すことももちろん可能で、ヘッド部分のみでの運用も可能な構造となっています。

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 斬新すぎる“軽トレーラー”のアクティ・コンポですが、SNSなどでは様々な反響が集まっています。

 一番多くみられるのは、「カッコイイ」「面白い発想がいい」「スタイリッシュで格好良い」など、称賛の声です。

 また、「いま発売すれば中々売れたかも?」「実際販売となれば私は買いますよ」など、発売されば良かったのに……という声も目立ちます。

 さらに、「トレーラーを分離できて軽自動車なら普段使いでも活用できる」「意外と実用的でかつ維持費も抑えられるトレーラータイプ」など、そのコンセプトがすばらしいという意見もありました。

 一方「こういうのって市販までは至らないよね」「現実に売るにはニッチすぎる」「実際に売るとどうしても高くなる」など、現実的な意見もありました。

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 斬新な見た目に反して意外な実用性もあるアクティ・コンポについて、様々な声が上がりました。

 なかには、「ホンダはこういう遊び心があっていい」という意見もあり、今年(2023年)10月に開かれる「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」でも、アクティ・コンポのような遊び心あふれるモデルがホンダから登場することが期待されます。