「東京~札幌4時間半」めざす 青函トンネルは「260km化」検討 北海道新幹線の高速化推進 JR北海道

現在の160km/hから大幅パワーアップを目指すようです。

札幌駅の新幹線駅舎工事に着手

 JR北海道は4月3日(月)、2023年度の事業計画を発表しました。北海道新幹線の札幌延伸に向けた関連工事を進めるほか、北海道新幹線のさらなる高速化に取り組むともしています。

 北海道新幹線は「整備新幹線」として建設されることから、最高速度は260km/hとなっています。しかしJR北海道は今回の事業計画で、東京~札幌間を「4時間半」で結ぶ目標の実現を目指し、新函館北斗~札幌間で最高速度の320km/hへの引き上げ工事を同社負担で実施していくとしています。

 青函トンネル区間では新幹線と貨物列車が線路を共用しており、すれ違い時の風圧が貨物コンテナへダメージを与えるのを防ぐため、新幹線の最高速度が通常は160km/hに抑えられています。現在、これを特定時期に210km/hまで引き上げる実証実験が進められていますが、今回の事業計画ではこれをさらに「260km/h」へ引き上げるべく、札幌延伸後の実現を見据えて関係機関と協議を進めていく方針です。

 

 新幹線関連ではこのほか、ひきつづき札幌駅周辺で新幹線関連工事に着手。札幌圏輸送では、2023年3月に開業した「北海道ボールパークFビレッジ」試合開催日における輸送力確保や臨時列車の運行を行い、同施設と連携した利用促進計画を検討していく予定。また、施設に隣接する新駅に関しては関係者と協議を進める方針です。

 

 車両関係では、今年5月に新型車両の737系電車がデビュー予定。2020年に新規投入したH100形電気式気動車も、増備が計画されています。

 

 同社では、鉄道運輸収入がコロナ禍以前に回復しないと想定しており、自助努力を最大限実施するとともに、国や道の支援を有効活用して財務基盤の安定化を図るとしています。