世界中で愛され続けるクラシックカー、その魅力とは?

クラシックカー
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長い年月が経過してもなお、人々を魅了し続けるクラシックカー。「クラシックカー」という言葉は、製造されてから数十年経過した車の総称として使われています。

クラシックカーの特徴といえば、やはり現代にはない車のデザイン。現代の車は安全性や燃費効率などを考慮した設計になっていますが、クラシックカーでは”カッコよさ”に振ったデザインで、個性的な内外装が目を引きます。

クラシックカーはメーカーが現在生産していない絶版車であるため、買い替えができません。この”再生産できない”という点に惹かれるオーナーも少なくないでしょう。 特に「幻の車」「世界に数台の車」などの付加価値は、クラシックカーの魅力を一層引き立てます。

最近の車と比較すれば、クラシックカーは圧倒的にメンテナンスが必要な車です。運転中もバッテリーメーターや水温計、エンジンの音などに気を配る必要があります。

こういった手間を「負担」と捉えるか「楽しさ」と捉えるかは人それぞれですが、クラシックカーが好きな方々は、こういった”車との対話”を楽しんでいます。

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クラシックカーの定義はあるの?

クラシックカー
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クラシックカーという呼び方以外にも、“古い車”を「ヴィンテージカー」「ヒストリックカー」などと呼ぶことがあります。

世界的に呼称が統一されているわけではありませんが、クラシックカー界でのグローバルスタンダードと言えるのが、1934年創立のヴィンテージ・スポーツカー・クラブ(VSCC)による区分けです。

世界で最も権威ある自動車クラブと言われるイギリスの同団体が、1930年までの車を「ヴィンテージ」と名付けたのが発端とされています。イギリスにおける定義では、クラシックカーは以下のように区分されています。

  • 〜1904年頃:ベテランカー(Veteran Car)
  • 〜1916年頃:エドワーディアンカー(Edwardian Car)
  • 〜1930年頃:ヴィンテージカー(Vintage Car)
  • 〜1942年頃:ポストヴィンテージカー(Post Vintage Car)
  • 〜1971年頃:ヒストリックカー(Historic Car)

クラシックカーは、単に古ければよいということではありません。製造当時のようなコンディションを維持していることや、修復して当時に近い状態へ戻されていることが第一条件となります。

たとえ上記の年代に該当する車を所有していても、コンディションが悪ければ「クラシックカー」と呼ぶことはできません。

またヒストリックカーは、ただ古いだけではなく、その車の”履歴”が明確であることが求められるのだとか。

何年の何月何日に出荷され、誰が購入し、その後どこに売却されているかなど、その車が歩んだ「歴史」も大切にしているのがポイントです。自動車業界の歴史に名を刻んだ、価値ある車を指す言葉として使用されます。

日本では、クラシックカーを「旧車」「ノスタルジックカー」などと呼ぶ場合もありますが、年代などは明確に定義されておらず、古い車を指す曖昧な言葉になっています。

ただし、日本クラシックカー協会(JCCA)では、レース規定ではあるものの、「1975年までに生産された車(同型車に限り1979年まで)」とされており、これが日本におけるクラシックカーの基準と考えてよいでしょう。

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