ハゼドンという名前を聞いて、シーランやプーヤンが出てくるアニメを思い出す人は結構いるでしょう。
今回取り上げるのはそっちではなく、釣れるバス釣り用アイテムとして長年使われ続けているメガバスの定番ワーム、チビドン・ハゼドン・ママドンです。
どんな特徴があって、どうアプローチするのが効果的なのか、詳しくご紹介しましょう。
ハゼドンとは
ハゼドンとは、メガバスから発売中のバス釣り用ワームのことです。
見た感じが、まさしくハゼっぽい。
ボトムを這うようにして生息している、ドンコやカジカの仲間にも見えます。
サイズは3種類用意されていて、最も小さい3inchをチビドンと命名。
真ん中サイズの4inchがハゼドン、5inchがママドンと名付けられています。
長さもボリュームも明らかに異なる仕様なので、狙う対象魚やリグに合わせて使い分けてみるのがいいでしょう。
総称してハゼドンと呼ぶことにしますが、このワームは極めて柔らかく仕上げられているのが特徴です。
パッケージから取り出すと、まるでゼリーのようにぷるぷると指先で震え続けてくれます。
水中に投入すると、水圧が掛かって自発的なぷるぷるは一瞬消えますが、例えばダウンショットリグに装着して沈めてから、ロッドワークを加えると・・・。
まるで小魚が身体を揺らしているかのような、生命感溢れるアクションを見せるのです。
上下運動を加えているのに、ボディをロールさせたり、テールを細かく震わせたり。
そこにイレギュラーなヒネリが加わったりするので、その反動も期待できます。
ここまで生き物っぽい演出ができるのなら、バスを見つけたら真っ先に投入したくなります。
春先のバスは産卵を控えているので、浅瀬に入り込んできて、まずは活発に捕食を始めます。
食べて体力をつける目的なら、ハゼドンのリアルな感じが誘いにならないわけがありません。
ワンドの奥の岸沿いを目視して、バスの姿がないようなら、その場所の沖合いへ向けてハゼドンを投入します。
仕掛けは、前述のダウンショットリグがいいでしょう。
シンカーがボトムの地形変化をとらえてくれますし、フックをオフセットフックにして、ハリ先をハゼドンのボディに埋めておけば、根掛かりトラブルを回避しながら使えるからです。
ボトムの地形変化には凹凸があり、高低差が存在します。
それらにシンカーを引っ掛けて、リグ自体を止め置きます。
時折ロッドティップを震わせてラインを揺らせば、その先に連なっているハゼドンもぷるぷる。
その繰り返しを実践するだけで、バスが食い付いてくるでしょう。
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ハゼドンをただ巻きリトリーブで使うにはジグヘッドリグが有効!
ハゼドンをセットするリグとして、ジグヘッドリグも有効です。
ハリ先が剥き出しになっているので、ボトムをズル引きするのは止めましょう。
キャストして着底、そこからリールハンドルを回して、ただ巻きリトリーブを敢行します。
何もアクションを付けない棒引き状態になりますが、実はハゼドンにベストマッチ。
縦方向にフラットになるように造型されたテールが、水流を適度に受けてピリピリとタイトアクション。
これが追従してきたバスに効くようで、猛然とバイトしてくるケースがひんぱんに発生するのです。