一般車で路上練習するのはやめたほうがいい、その理由

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仮免許練習中のプレートのほかに必須となるのが同乗者です。免許取得から3年経過した人が同乗者としての適性を持つので、両親や先輩などにお願いすれば、仮免許を持った状態で路上運転の練習は法規上可能です。

しかしながら筆者としては、教習車でない一般の車で、仮免許ドライバーが路上練習をすることは、避けたほうがよいと考えます。

教習車と違い、一般車両には助手席で踏める補助ブレーキがありません。本当に危険な時に教習所の先生であれば、隣からハンドル操作を補助したり補助ブレーキを使用したりするなどして、危険回避を行ってくれますが、一般のドライバーでは助手席でそのような行動ができるかは疑問です。

また、教習車のような補助ミラーもなく、周囲の状況を助手席から確認することも難しくなります。

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結局、練習の成果よりもリスクの方が大きい

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筆者も、1度だけ仮免許ドライバーの横に乗り、路上練習に付き合ったことがありますが、ドライバーが誤った操作や判断をした際に、修正するのは容易ではありませんでした。補助ブレーキが無いというのが最も大きく、ドライバーの隣で「ブレーキ踏んで!」と大きな声を出すしかありません。

繰り返しますが、仮免許期間中は、教習所(教習車)以外での運転は避けたほうが良いというのが、筆者の意見です。プレートを付け同乗者を用意すれば運転できますが、練習の成果よりもリスクの方が大きいと感じるからです。

仮免許練習中でも事故を起こせば、ドライバーの責任です。先述の通り、反則金という制度が無いため、すぐに刑事罰となりますし、違反を犯した際の代償は大きくなります。

そういった意味でも、初めて運転免許を取得する際は、個人による練習や一発試験ではなく、自動車教習所を利用したほうが安全で安心できるといえるでしょう。

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