島根県松江市にある日本庭園「由志園」で、現在季節の花を愛でる花まつりが開催されます。その花とは「牡丹」と「芍薬」。2種類の花を一度に楽しめるハイブリットなイベントなんて珍しい!しかも、写真映え確実な趣向を凝らした催しも目白押しなんですよ!

写真:3万輪の牡丹が池を水盤にして活けられた池泉牡丹
日本一の牡丹の生産地・大根島で開催される牡丹園遊会
島根県松江市にある大根島は、日本一の牡丹苗の生産地。そんな大根島にある日本庭園「由志園」で開催されるのが「大根島ぼたん・芍薬まつり 牡丹遊園会」です。
ん?「牡丹まつり」と「芍薬まつり」の2つのイベントがあるの?
いえいえ、この由志園のイベントは牡丹と芍薬、2種類の花を同時に楽しむことができる「ハイブリット」なイベントなんですよ。
牡丹と芍薬はどちらも大輪の花が見応えたっぷりの花ですよね。お好きな方も多いのではないでしょうか? そんな人気の2種類の花を同時に楽しめるなんで、贅沢で珍しいイベントですよね。

写真:中海を背景にした芍薬畑の絶景。広がりのある芍薬の花畑も珍しい
主な催しとして、牡丹の「希少品種展&牡丹グランプリ投票」があります。最新品種から海外品種、古典品種など色とりどりの牡丹が、江戸時代の園芸文化を描いた浮世絵などと一緒に展示されます。その数、何と100品種!牡丹の産地ならではの豊富さですね。

写真:鮮やかな大輪の牡丹
展示とともに品評会も行われ、来場者の投票によって選抜品種を決定します。100品種もあったら、どれにしようか目移りしちゃいますね。
大根島の牡丹農家さんと直営店による牡丹の直売市もあります。珍しい品種を手に入れるチャンスです。また「開花保障付き」の牡丹というものもあります。
育てるのは初心者で、ちゃんと花が咲くのか不安という人も、保証付なら心強いですね!
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産地ならではの贅沢な使い方。3万輪の牡丹が池を埋め尽くす!
一番のメインイベントは「池泉に浮かぶ三万輪の牡丹」と「池泉牡丹茶室」です。こちらは、園内にある池泉に牡丹の花を浮かべるというもの。しかし、その数が半端ない。何と3万輪!水面が見えないほど、紅白の牡丹の花が池泉を埋め尽くします!

写真:インスタ映えすることは間違いない
大根島では牡丹の苗を出荷し、花は副産物になるとのこと。日本一の産地だからできる、何とも贅沢な使い方ですね!
これは、もう圧巻の一言。言葉と写真だけでは伝わらない豪華さをぜひ、実際に足を運んで体感して欲しい!
昨年好評だった池泉牡丹を眺められる「池泉牡丹茶室」が今年も登場します。
絨毯のように池泉を埋め尽くす牡丹の花とシンプルモダンな茶室…写真映えは確実ですよ!

写真:喜多俊之氏がデザインした池泉牡丹茶室。牡丹が敷き詰められた池の上を歩ける