最近、一粒万倍日や天赦日が注目され、開運日について気になっている人も多いはず。しかし、実は1年で最大の開運パワーを持つのは2月4日頃の立春の日。この日と前日の節分に見合った行動をすれば、自分自身で運が開けていくという。

今回は、風水心理カウンセラーの谷口令さんに節分と立春の日にやりたい行動について聞いた。

■一年で最も開運効果が高いのは、立春


2023年の立春は2月4日

「暦を知っておくと、節目の吉日に何をやったらいいかがわかり、運やお金を引きつけることができます」と話すのは、風水心理カウンセラーの谷口令さん。かつて日本で使われていた暦は、1年を24の季節に分けた二十四節気で表していた。節分や立春、夏至、冬至、春分の日や秋分の日などが二十四節気の節入りにあたり、ひと月に2回ある。

「二十四節の節入り日は、一粒万倍日や天赦日などよりも開運効果の高い吉日です。なぜなら、季節が動く日には大きなエネルギーが生まれるから。自然のエネルギーを取り入れると、気を整えることにつながり、研ぎ澄まされた状態になります。節入り日は誰にとっても、自らの行動次第で大きなパワーが得られるのです」(谷口さん、以下同)

二十四節気の節入りのなかでも最大のパワーを持つのが立春。その前日である節分は一年の終わりの大晦日とされ、2月4日頃の立春が一年の始まりの元旦にあたる。

「暦をよく知る人にとって、節分の前から立春あたりの期間は、始まりの開運パワーを感じるため、ワクワクせずにいられません。節分は一年で溜まったけがれを払う厄日。節分の豆まきは厄を払うためにあるのです。立春は一年のスタートを気持ちよく過ごすため、神社に参って邪気を払います。仕事仲間や親しい人と集まって、新しく人生の誓いを立てるのもよいでしょう」

節分や立春の吉日のパワーを利用して上手に運やお金を引き寄せられるならうれしいもの。次からは節分と立春の日にやりたい行動をそれぞれチェックしていこう。

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■節分の2月3日にやりたい厄落としの行動

節分には豆をまいて厄を払う風習があるが、それ以外にも厄払いの方法はある。次のような行動で一年の溜まったけがれを払おう。


節分は厄落としの行動をすべし

●髪を切る

水の気と陰の気を両方もつ髪の毛は、けがれや負の気を引きつけやすいもの。髪を洗うことは厄を落とす役割もある。小さなけがれは常日頃、髪を洗うことで落とせるが、対人関係の強い邪気やしつこい念は残ったまま。そのため、一年の厄を落とす節分には散髪するのがよい。

●パソコンやスマホを整理する

さまざまな情報が詰まったパソコンやスマホには、けがれや負がたくさん溜まっている。一年の終わりに読まないメールや連絡をとっていない相手のメールを整理。ご縁のない人とのメールは負の念が溜まっている。デスクトップやホーム画面の整理、画面の汚れやほこりの掃除をしよう。

●怒りや恨みを紙に書き出す

怒りや恨みをいつまでも抱えていると、ストレスとなって体に溜まるもの。収まらない怒りや恨みはありったけ相手に向けて紙に書いてみよう。どれだけ悪口を書いても構わない。書いたあとは紙をビリビリに破いて捨てると、心が浄化していく。

●靴のきれいをキープする

トイレ掃除や玄関掃除が金運をアップする効果があることは知られているが、実は靴のきれいをキープすることもその一つ。足裏は金運・財運を取り込む部分なので、靴はとても大切なアイテム。日頃からオンとオフで靴を変えたり、靴箱に靴をしまったりし、節分には靴をきれいに磨いておこう。

●火の気を持つ食事をとる

焼く料理や炒める料理には火の気=陽が宿る。一年の終わりには陰の気が溜まっているため、火の気を入れた料理を作って食べよう。野菜炒めやチャーハン、焼肉、焼鳥など、何でも構わない。

●ビールをおごる

日本には厄を餅に見立てて、人に配ることで厄を持ち帰ってもらう厄払い方法がある。これには、餅をもらった人のうれしさの波動があげた人に福運となって返ってくる効果もある。餅に本当に厄があるわけではないのであげた人に害はない。

餅に見立てるものは何でもよい。ハンカチをプレゼントしたり、ビールを一杯ごちそうしたりしてみよう。