
2022年12月2日、トヨタ GAZOO レーシングは「GR カローラ RZ」と2シーターの「GR カローラ RZ ”モリゾウエディション”」の抽選申し込みを開始した。「GR カローラ RZ」が500台、「モリゾウエディション」は70台の抽選制。
GRカローラは章男社長の想いが込められたスポーツカー
「多くのお客様に愛していただけるクルマだからこそ、絶対にコモディティと言われる存在にしたくない。お客様を虜にするカローラを取り戻したい。」というモリゾウこと章男社長の強い想いから開発が開始された。
レーシングドライバーの石浦宏明選手、全日本ラリーチャンピオンの勝田範彦選手、社内の評価ドライバーに加えて、章男社長がマスタードライバーとして自らハンドルを握り、開発されたモデルとなっている。
エンジンはGRヤリスの1.6L直列3気筒ターボエンジンを強化したものを搭載している。高出力に対応できるように、ピストンの強化、センターマフラーの追加、排気効率の向上を施したことで、最高出力224kW(304ps)を達成した。
また、GRヤリスの4WDシステムGR-FOURを、GRカローラ用に最適化して採用しているほか、カローラスポーツが基本骨格のベースとなっており、GRヤリスと比較してロングホイールベースゆえ、高速での操縦安定性も高い。
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30kgの軽量化が図られた「モリゾウエディション」
設定されるグレードは、「RZ」と「モリゾウエディション」の2種類。RZはベースとなったカローラスポーツと同様に5ドア・5人乗りなので、日常生活での使い勝手と走りの良さを楽しむことができる。
モリゾウエディションは、モリゾウこと章男社長が野性味を追及して作り込んだモデルだ。
■「モリゾウエディション」特別装備
・リアシートを撤去し2シーター化したことで、30kg軽量化。
・最大トルクがRZの370Nmから400Nmへ向上。
・構造用接着剤の追加塗布とボディ補強ブレース追加でボディ剛性アップ
・ディファレンシャルギアのローギアード化と1〜3速のクロスギアレシオ化
・タイヤ幅を10mmアップ
・セミバケットシートの採用
そのほかにも、ステアリングやコンソールにウルトラスエード表皮が採用され、フロントガラスにモリゾウサインが施されるなど、購入したオーナーの満足感を刺激する変更がなされている。
抽選申込は、RZグレードとモリゾウエディションで別の方式となるため注意が必要だ。また、受付期間は2022年12月19日までと短め。欲しいと思っている方はお早めに。
グレード
台数
抽選申込方法
GRカローラ RZ
500台
web上で申し込む
GRカローラ モリゾウエディション
70台
全国のGR ガレージ 店頭で申し込む
●■トヨタGRカローラ ラインナップ&プライス
GRカローラ RZ:525万円
GRカローラ モリゾウエディション:715万円
●■トヨタ GRカローラ モリゾウエディション 主要諸元
●全長×全幅×全高:4410×1850×1475mm(全高はアンテナ含む/ルーフ高は1450mm)
●ホイールベース:2640mm
●車両重量:1440kg
●エンジン:直3 DOHCターボ
●総排気量:1618cc
●最高出力:224kW(304ps)/6500rpm
●最大トルク:400Nm(40.8kgm)/3250-4600rpm
●トランスミッション:6速MT(iMT)
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:245/40R18
●乗車定員:2名