キャンプでコーヒーを楽しむために欠かせないのがドリッパー。
しかし、何をどう選べばいいかわからないという人たちもいるはず。
そこで、編集部がおすすめするドリッパー2点を紹介しよう。

■Wee!Hub/美しすぎるドリッパー Beaudrip

価格:1万3200円
サイズ:64×94×81㎜/重量:87g
お問い合わせ先:パーツ精工 ℡.080-3691-8164

収納サイズは60×94×9㎜。本革ケースセットは1万8400円。

精密に切削された組み立てパーツは、本体に収納されている。

名刺ケースのような本体を開けるとパーツが収納されていて、それを組み立てるとドリッパーになる。
アルミ削り出しで、工作精度の高さや本体開閉にマグネットを使用するギミックなど、細部にまでこだわった作りが所有欲を満たしてくれる。
ドリッパーのタイプは台形の3つ穴式なので、3投式で抽出してみた。

●淹れ方の手順
〈レシピ〉
豆量:10g 粒度:中細挽き
湯量:140g 湯温:93℃
注ぎ方:3投式

①ペーパーフィルターは、台形タイプのなかで最小の1〜2人用を使用する。

②コーヒー粉10gをドリッパーに入れる。スケールを使うと正確に重さを量ることができる。

③蒸らし作業を行うために、20gの湯を注いでコーヒー粉全体を濡らして20秒間蒸らす。

④「の」の字に注湯。粉が膨らんだら止め、1/3ほど沈んだら再度注湯。これを3度繰り返す。

⑤トータルで140gの湯を注いで、120gのコーヒーを抽出すればできあがり。

●落ちが遅いので焦らずゆっくり注湯を

落ちるスピードが遅いので、コクのある仕上がりになった。
フィルターが小さく、すぐに水面が高くなるので、3投でも水面が上がってしまうようなら4〜5投に分ける。
フチのギリギリまで注ぐと味が薄くなってしまう。
淹れ終えたあとは持ち手となる脚部が熱くなるので注意。

■カリタ/Drip Buddy 102

価格:1万450円
サイズ:170×125×240㎜/重量:700g
お問い合わせ先:カリタ ℡.045-440-6444

使用時と違う順番に重ねれば、収納時は高さ175㎜に抑えられる。

シャワーポットに湯を入れると小さな穴から湯がゆっくり落ちる。

細口ドリップポットで数回に分けて注湯することなく、一気にシャワーポットへ湯を注ぐだけでコーヒーを淹れられるドリッパーセット。
カリタ独自の3つ穴式台形ドリッパーを採用しているので、コクのある濃厚な味わいが得られる。
シャワーポットの目盛りは3カップと4カップが刻まれているので、3カップを抽出してみた。

●淹れ方の手順
〈レシピ〉
豆量:30g 粒度:中細挽き
湯量:450g 湯温:93℃
注ぎ方:一気に注ぐ

①ペーパーフィルターは、台形タイプの2〜4人用を使用。これをドリッパーにセットする。

②コーヒー粉は1杯分10gとして、3杯分30gのコーヒー粉をドリッパーに入れる。

③ポットの上にドリッパー、シャワーポットを順に載せ、シャワーポットに3杯分の湯を注ぐ。

④3杯分の湯およそ450gを一気に注いだらフタをする。蒸らす作業は行わなくてもOKだ。

⑤3杯分淹れたこともあって、1杯分淹れたコーヒーよりもやや濃いめに抽出された。

●酸味と甘み、苦みなどバランスのとれた味に

杯数分を多くするほど濃いめに抽出される傾向があるためか、今回使用した6モデル中、いちばんコクと苦みのあるバランスのとれた味わいに仕上がった。
ただし、一気に注げるからと沸騰直後の湯を入れると雑味が出るので、温度を測るかしばらく置いてから注ぎたい。

PHOTO/佐藤弘樹
TEXT/牛島義之
出典/ガルヴィ2022年12月号