冬に備えてメンテナンスはやっておくべき?

寒い季節が近づいてくると、冬に備えて衣替えなどの準備が必要になります。もちろん、車も冬になると寒さによって不具合が起こりやすくなるため、事前のメンテナンスが大切です。

メンテナンスを怠ると、バッテリー上がりや路面凍結によるスリップといったアクシデントが発生して、大きな事故につながることも。

“車社会の安全確保や整備改善”などを推進している、一般社団法人 日本自動車整備振興会連合会の会員に聞いた、整備のプロに聞いた“冬までにやっておくべき車のメンテナンス”をご紹介します。

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タイヤのメンテナンスで見るべき箇所は3つ!

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同連合会の会員は、まず「タイヤの点検」を挙げていました。メンテナンスを推奨する箇所は3つあるようです。

冬といえば路面凍結問題がネックになりますが、「車のスリップを防ぐために“スタッドレスタイヤ”に切り替えるのがベター」とコメント。積雪する地域であれば、交換が必須と考えていいでしょう。

続いて見るべき箇所は「タイヤの空気圧」。タイヤ内の空気は自然に抜けていくだけでなく、季節によって気温が違うため、空気圧が変化するそう。いわく、「特に寒い時期は空気圧が下がりやすくなるので、こまめにタイヤのチェックをしてください」とのことでした。

最後に「ボルトナット」です。冬はタイヤの履き替えでボルトを外す機会が多くなるため、うっかりボルトの締めつけが弱いまま車を走らせてしまう場合も……。最悪のケースだと運転中にタイヤが外れ、大きな事故に発展してしまいます。自分でタイヤ交換する際には、入念にボルトの締まり具合を確認しましょう。

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